アルファベットの意味と解説

性格心理学、16タイプで登場する
I,E,S,N,T,F,J,Pの各種
アルファベットの違いを
細かく解説致します。

心理機能の学習と16タイプの理解に
役立てて下さい。

注意の次元


注意、関心の向きの違い。

注意のエネルギーをどちらに優先して
向けるのかの違いである。

内向的、外向的に分かれる。

よくある勘違いである、

外向的=明るい、元気、うるさい
内向的=暗い、おとなしい、シャイ

というわけではない。

優先して注目している方向性、
世界との対応の仕方の違いである。

外向(Extroverted)

自分の外側の世界に注目する。

注意の方向性が外に向く。

外側の世界に意識の方向性が向いている。

視点が”外”に向いている。

主観的な考えよりも、外側のイベントに
対してどう反応してどうアクションを
とるかに関心が強く重要視する。

Eのキーワード

客観
外側
環境
絡む
近寄る
アクション
目立つ

Eが強い人の特徴

・一人の時間に不満足になりやすい

・外側、他人の影響を受けやすい

・フィードバック、指摘、アドバイスを
必要とする、欲しがる、聞きたい

・じっとするのが苦手

内向(Introverted)

(自分、そして他人の)
内なる世界に注目する。

注意の方向性が内側に向く。

視点が”内側”に向いている。

自分の内側で何が起こっているかに
注目、関心があり重要視する。

外側のイベントよりも
内なる個人的な意見、解釈、
主張、気持ちを重要視する。

Iのキーワード

主観
内側
中身
深堀り
洗練
達観
隠れる

Iが強い人の特徴

・個性的な趣味、好みを持つ

・外側、他人の影響を受けづらい

・フィードバック、指摘、アドバイスを
受け止めるのが苦手、時間がかかる、

・目立つことを避ける、嫌う

認識の次元


外側で起こっている情報や知識を
認識した時、五感と直観、どちらを
優先して認識するかの傾向の違い。

情報や知識、または体験や経験に
対しての”見方”に関わる部分。

五感は現実的ディテールを見る。

直観は表面的なディテールではなく、
その意味や捉え方、可能性を見る。

感覚(Sensing)

情報や経験に対して、五感的ディテール、
現実的データを優先して認識する

「目に見えて、五感でタッチできて、
今現実に存在している世界を信頼する」

何か情報を見た時、客観的に変わらない
可能性のあるデータに注目する。

例:時計
(材質、色、重さ、温度、形状など)

まずダイレクトに現実的情報を認識、
吸収し→その後、意味、解釈、パターンを
捉えていくという順番でプロセスする。

Sのキーワード

五感、
現実、
反応、
刺激、
体験、
詳細、
細部、
実践的

Sが強い人の特徴

・五感名詞をよく使う
(くるま、人参、時計、ニワトリ等)

・概念より使いみちを好む
N:「こういう話があるんだ~」
S:「で、それ何に使えるの?」

・事実やディテールを説明するのが好き

・再現性があり実践的なアイデアに価値をもつ

・五感的刺激への反応が素直である

直観(Intuitive)

情報や経験に対してその抽象的意味や
解釈、パターンを優先して認識する

「目に見えない、五感で認識できない
まだ存在しない世界を信頼する」

何か情報を見た時、客観的に変わる
可能性のあるデータに注目する

例:時計
(つける意味、目的、理由、価値観)

まず物事の意味、目的、理由、解釈を
捉え→その後、現実的ディテール、五感の
詳細データを見ていくというプロセス。

Nのキーワード

本質、
意味、
解釈、
パターン、
存在理由、
目的、
可能性
コンセプト

Nが強い人の特徴

・使いみちより概念を好む
S:「これ便利道具!使いやすい!」
N:「‥それやる意味あるの?」

・「if」の話が大好き
これもありえる、こうなったらどうする?

・ディテールの話に興味が薄い

・断定をあまりしない、避ける
「~こうでもある、こうかもしれない」

・五感的刺激への反応に時間がかかる

判断の次元


物事を判断したり答えを出す時の次元。

決断をする時どういうプロセスを経て
判断しているか、どういう基準を優先
して答えを出しているかの違いである。

合理性や無矛盾性を優先する思考型、
情や感性、モラルを優先する感情型、

の2つに分かれる。

必ずどちらも使っているが、重要な
場面でどちらを優先するか、どちらの
基準をより信頼するかの違いである。

思考(Thinking)

判断をする時、

合理性、システムや法則との無矛盾性、
“辻褄”が合っているかを基準にする。

データ、状況を分析してそこから得られる
客観的な事実から最も結果に繋がり、
効果的であり、矛盾のない答え、作戦を
合理的なシステムに則って出す。

答えを出す時は人間や感情を一旦排除して
その状況に合ったベストな答えを考える。

因果関係を考慮し、こうしたらどう考えても
こうなるという最も効果的な結果が生まれる
確率が高い答えをシンプルな法則に則って出す。

Tのキーワード

・冷静
・システム
・客観視
・データ分析
・問題解決
・確率論からの推論
・無矛盾性

Tが強い人の特徴

・人間性より能力を重視する

・数字を重視する

・オブラートに包んだ言い方が苦手

・問題や課題に直面した際、
すぐに解決策を考える

・辻褄が合わない事を受けいれづらい。

・システムや論理性が存在しないものを
受けいれづらい。

感情(Feeling)

判断をする時、

自分の気持ちや皆の心の動きを基準に、
皆が暖かく、ハッピーになれるように
決断し、答えを出す。

自分、そして全体が穏やかにいられ、
誰も落胆しないような判断を重視する。

誰かの心のケアに繋がり、気持ちや
感性のシェアに繋がる決断を重視する。

話し合って全員が気持ちや考えの
交換をフェアにすることを重要視する。

共感や同情をとても大事にする。

共感や同情に繋がる判断を優先する。

Fのキーワード

・信念
・熱意
・好き嫌い
・固く決心
・社会的道徳観念
・真心
・温かい気持ち

Fが強い人の特徴

・能力より人間性を重視する

・人間関係をとても重要視する。

・熱意や情熱をもって仕事に取り組む事を重視する

・頑張る事を重視する

・気持ちの共有を大事にする、してほしい、したい

・ロジックより好き嫌いを大事にする

環境の次元


自分が存在したい世界の環境、
好む環境の違いでの分け方であり、

自分がいる環境状態がどうあって
ほしいかで2つの
パターンに分かれる。

J型は確定された状態を好み、
P型は確定されてない状態を好む。

可能性や選択肢の扉を

J型は早く閉めたい、閉じたい。
P型は閉じたくない、開けたい

と捉える。

どちらの状態が多いかで
J型かP型かで分かれる。

秩序(Judging)

結論が決まっていて、
確定された状態を好む。

結論がでず、ランダム性が強く、
予測ができない環境を嫌う。

選択肢を絞り込みたい。
スケジュールや予定を決定したい。

判断機能を積極的に使って状況を
秩序立てて確定させてリズムを作って
前に進ませていくことが得意である。

が、プランや計画、準備、役割、
ビジョンがないと不安になり
アクションが取れなくなる。

準備、計画、予測が立てられると
一生懸命にアクションをし目的を達する

Jのキーワード

・規則的
・習慣的
・パワフルなアクション
・順序、順番、配置
・前進するリズム、前進力
・やる気満々
・社会集団
・グループでの役割
・真剣さ、生真面目

Jが強い人の特徴

・準備、予定、計画を重視する

・プロセスより結論、結果を重視する

・判断機能(思考、感情)を使う事を好む
(判断が得意というわけではない)

・結論が出たらテーマを閉じようとする

・プランや計画が変わる事を嫌う

・時間の使い方に関心が強い。
人生の時間の使い方をよく考える。

・すぐ指摘、ジャッジする

・身の回りの環境などを綺麗に整える
整理整頓が得意

・個人より集団や社会組織を重視する

・モノ、人の順番や配置を重視する
縦の関係性に強く着目する

自由(Perceiving)

選択肢の扉を広げ、可能性を増やし、
オープンにどんな状況でも対応でき、
自由にアクションが出来る環境を好む。

スケジュール、予定、プランを確定
させた予測可能な状態を退屈に感じる。

環境が固定されるとストレスを感じる。

認識機能を積極的に使って、アイデアや
可能性を見て考える脱力した時間を好む。

その時のフィーリングや思いつき、
電撃的なひらめきでアクションをする。

力を抜くことを重視し、リラックスが得意。

認識を広げて代替案やオプションを見つけ
可能性を増やしていくことを好む。

Pのキーワード

・柔軟性
・閃きからのアクション
・アドリブ対応
・フリーマインド、自由主義
・リラックス
・ひとりの人間
・クオリティUP

Pが強い人の特徴

・その時に決断することを好む。
前もって考える事はしたくない

・結果や結論よりプロセスを重視する

・認識機能(感覚、直観)を使う事を好む
(認識が得意というわけではない)

・アドリブが得意、ランダムが好き

・同じ事をするのが苦手。習慣が苦手。

・非効率的な生き方、仕事になりやすい

・グループの一員という意識が薄い

・人、モノのクオリティに注目する

・集団や社会組織よりひとりの個人を重視する

・モノ、人の個性や違いを重視する
横の関係性に強く着目する


以上です。

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それでは。

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