負けず嫌いと16タイプ

カタギです、

あなたは負けず嫌いですか?

負けず嫌いとよく言われる人も
いれば、そうでない人もいます。

なんでもかんでも、

「負けたくない!負けるのヤダ!」

と言う人もいれば、

「負けでいいもん。ふんっ」

という人もいます。

不思議ですよね。

性格タイプで傾向はあるのか?

私が考えた、

性格タイプと負けず嫌いの傾向について、
さっきYouTubeで話しました。

面白い話になっています。

チェックしてみてください。

:YouTube解説(約16分)

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“負けず嫌い”という
人格形容用語がある。

人格形容用語なんて
大げさな表現を使わないで言うと、

ようするに、
人柄を表す言葉がある。

この「負けず嫌い」という言葉、
なかなか曲者である。

まず、大前提として
負けるのが好きな人はいない。

性格タイプで、

「どのタイプの人が負けず嫌いなんですか?
やっぱり外的思考ですか?」

など思うかもしれないが、

実のところは、
16タイプどんなタイプだって、
負けず嫌いである。

違いがあるとしたら、

「負けず嫌い」という
自らの中にある要素を
どれだけ意識するか、

どれだけ自らの負けず嫌い心を
自覚しているかどうか、

積極的に

「負けたくない」

という気持ちに
アクセスするかどうか、

という部分で、

「負けず嫌い」への関心が
変わってくるのだと思う。

とにかく
基本的には負けず嫌いではない
人間はいない。

それをどれだけ意識して、
大事にしているかどうかで、
それぞれの差は生まれる。

また、負けず嫌いというのは、
“負け”にフォーカスしている。

負けの恐怖心を強くもっている、
ということも言える。

負けのリスクを知っている、
とも言える。

と、僕は考える。

まあその前提を踏まえた上で、
心理機能の8つの機能で言うと、

やはり

「外的思考⇔内的感情」

このペアが顕在機能に
(メイン、サブ、第3、劣勢)

入っているタイプは
負けず嫌いに敏感かもしれないし、
自分を負けず嫌いと認識しやすい
かもしれない。

僕の印象では

「自分は負けず嫌い」

と言う傾向が強い印象があるのが、

外的思考メインのESTJENTJ
内的感情メインのISFPINFP

後はISTJENFJESFJ

という感じだろうか。

やはり「外的思考⇔内的感情」
のペアが強い印象だ。

ただ、どうだろう‥

「外的思考⇔内的感情」が
顕在機能に入っているタイプでも、

ESFPENFP
負けず嫌いという言葉からは
遠いタイプのように思う。

子どもの頃は

「勝ちたい!負けたくない!」

ってやっていても、ある時から

負けよりも、勝ちが怖くなる、、
そんなタイプのように見える。

ESFPENFPが普通に発達すると
意識的にどうしても第3機能の
外的思考にいきすぎて、

サブ機能の内的感情が抜け落ち、
敗者に優しくする、敗者も尊重する、

というのが抜けて、後で後悔する、
というパターンに陥るのだろう。

それで、自分も嫌な気持ちになって、

勝ちたくない、勝つと怖い、
みたいな方向へも行きやすくなる、

そういう傾向があるかもしれない。

要するに負けず嫌いならぬ、
「勝利嫌い」になるのだ。

勝者には勝者の責任がある。

EFPはそれのほうが苦手なのだ。

だから負けることより、
勝利のほうが怖くなる。

それで勝利嫌いになる‥

そこまで行かなくても、
勝負事の時に、勝つことよりも、
負けた相手への尊重を意識する、

というのは多くのEFPにありそうである。

が、上で挙げたように
内的感情がメインにきている、
ISFPINFPはそういう感じではない。

負けず嫌いを意識するタイプだと思う。

内的感情がメイン機能なので、

自分の「負けたくない」という
気持ちを誠実に感じるし、

敗者への配慮も意識しなくても、
自然とできるのだろう。

負けた時のみじめな気持ちも、
人一倍よく分かっているのだと思う。

だから、逆に彼らは意識的に、
積極的に”負けず嫌い”の方を意識して、

自分にもある、

「負けたくない」

という当たり前の気持ちを奮い立たせる。

それが重要なことだろうし、
それが内的感情メインが、

「実は私は負けず嫌いなんです」

みたいに意外と言う理由だろう。

他のタイプはどうだろうか。

負けず嫌いか、勝利嫌いか、

INTJINFJは勝利嫌いかもしれない。

ただ負けず嫌いでもあるだろう。

両方かもしれない。忙しいタイプである。

他はどうだろう。

ISFJ

あまりどちらもピンとこないかもしれない。

ISTP

どうだろう。

勝利嫌いな印象はない。
負けず嫌いの方が強いかもしれない。

INTP

僕もそうだが、まるで
ピンときていないと思う。

全くダメなタイプである。

残りの、ESTPENTP

この2つは特殊である。

「負けず嫌いっぽくないですか?」

と思われるかもしれないが、
僕の印象ではそういう感じではない。

彼らは「負け」を見て
いないように思えるのだ。

「負けた」、そのみじめな気持ちを
スルーして感じていないように見える。

前述の通り、負けず嫌いとは、
負けを強く意識することである。

ESTPENTPは軽い勝負事は大好きだが、
勝敗そのものはあまり見ていない。

特に負けはスルーしやすい。

バトルが楽しければそれでいいのだ。

とまあ、こんな感じである。

「負けず嫌い」と「勝利嫌い」
色々と、興味深いと思う。

今の時代は

「勝負事はイケマセン!」

とうるさい時代で、

負けとか勝つとかの話は、
大衆ウケがゼロである。

運動会でも順位をつけない、
よく分からない時代である。

しかし、どんなに目をそらしても、

街を歩けば、

身長が高い人もいれば、
低い人もいる。

金持ちもいれば貧乏人もいる。

それが現実である。

「負けず嫌い」とは、
大いに結構な気持ちだと思う。

僕は今までサッパリ
意識して来なかった。

が、僕の中にも
負けず嫌いが眠っているのは
間違いないだろう。

もし、僕同様に、
負けず嫌いの気持ちを
眠らせたままの人がいたら、

これを機会に、ちょっと
目覚めさせてみるのも
いいかもしれない。