エッセイ3 出産報告と静かなるケンカ

カタギです、

今回も私が日々のどうでもいい
雑念をゆるく綴ったエッセイを
書きます。

例によってプライベートな
私情の話が多いです。

あまりタメにならないので、
忙しい人はスルーすることを
オススメします。

■出産報告

12月だ。

大学の友人と忘年会の
話が持ち上がった。

いつも僕がつるんでいる
ISTJENFPISTPと僕の
4人の仲間内である。

住居がバラバラなので
オンラインでの予定。

「やりたいな」

「ぜひやろう!」

といった話が出ているが、
具体的な日時の話が
一向に出ないので、

僕がいつも通り、
そこの確認を提言した。

(何だかんだ行って
最終的にこういう時はやる。
で、直前に調整しないと
いけないのが嫌なので、

こういう時はさっさと
決める方向に進めるように
している。)

が、ここで、さっきまで

「ぜひやろう!」

と言っていた
ISTJの友人が突然、

「俺は実は子どもが近い内に
生まれるから参加できない、
俺は気にせず3人でやってくれ」

と言い出した。

僕は釈然としなかった。

ISTJとひと括りにするのは
本当はイケないと思うが、
ISTJはこういう事が多い。

参加できないのは別に問題ない。

子どもが生まれるのは喜ばしい
ことで、友人として祝福したい。

ただ、それをここでミックスして
報告するのは釈然としない。

そもそも、

子どもが生まれることと、
忘年会の出席は関連しない。

別問題だ。

別に怒っているわけではない。

ただ、釈然としないだけだ。

「子どもが生まれるから
出席できない」

と言われれば、

こちらとしては

「おめでたいね!」

としか言いようがない。

別におめでたいね!と
言うことは嫌ではない。

むしろ言いたい。

しっかり言わせろ、
という気持ちもある。

断り文句に急な
プライベートのおめでたい
報告を混ぜると、どっちも
ごちゃまぜになってしまうことが
釈然としない、ということだ。

しっかり祝福したいのに、

なぜここで言う?

と思ってしまう。

案の定、これを書いている今、
LINEがピコピコなり、

おめでた!系の
メッセージで溢れて、

僕の提案した日程の話は
どこかに消えてしまった。

別にすごく怒っているわけ
ではないが釈然としない。

このISTJの彼は結婚の時も
同様に何かの計画中に、
打ち明けた感じだった、

実は結婚していて、実は
無理なんだ、みたいな感じだった。

とにかくプライベートの報告が
何かの断りと一緒に来る。

彼は10年以上の付き合いで、
すごく好きだし、これからも
絡んでいきたいと思っている。

が、

これがいつも釈然としない。

ISTJの彼にとって、大学の
友人の僕らは

プライベートと社交(ビジネス)

でいえば、ビジネスの方に
近いのだと思う。

僕もENFPISTPもそういう
態度だし、それはそれでいい。
自然だと思う。

プライベートの話をしたくないのは
別にいい。気持ちは分かる。

しかし、

だったら僕らと絡む時は
プライベートは別問題に
置いておいてほしいのだ。

普段は隠しておいて、

自分がプライベートで
ドタバタしている時だけ、
プライベートを持ち出して
くるのはズルいと思う。

今はてんやわんやなので
色々と内情を言うと思うが、

落ち着いてくると、プライベートの
話は彼は全てぼやかすようになる。

彼のいつものパターンだ。

正直、やり方が汚いと思う。

段々口が悪くなってきた。

これはいけない。

10年来の友人のお目出度い
折角のタイミングなのに、

ウダウダとしょうもない
ケチをつけている、僕が一番
醜いことにようやく気づいた。

話を彼への愚痴から別にしよう。

男友達への
プライベートの開示について。

確かに難しい。

僕もてんで苦手だ。自信がない。

偉そうに友達を糾弾しておいて、
あなたはどうなんですか!?

と言われると弱い。

例えば僕はまだ独身だが、
今後結婚、出産、子どもの進学など、
プライベートのイベントがあるだろう。

それを適切、自然に彼らに
シェアできるのか、というと、
サッパリ上手くできる予感がない。

何が適切で、自然なのかも
サッパリ分からない。

ただ、ひとつ言えるのは
不格好だろうが伝えることは
伝えるだろう、と予想できる。

言っておいたほうが良いと思うので
言っておくが、いついつ結婚すると
思う。とりあえず報告します。

という感じでやたら不格好だが、
まあ言うと思う。今までも
そんな感じだった。

それは、そんな風に言っても
彼らが

「ぴゅーぴゅー!
盛大に祝おうぜ!」

「彼女は美人?どんな人!
どこで知り合ったの?
プロポーズのセリフは!?」

のような感じで妙に囃し立てたり
しないことを分かっているからだ。

僕がそういうのは嫌がるのを
分かっていると思うので、
そこはドライに淡々と事実だけを
受け止めてくれると思ってる‥

なんか話が変な方向に行っている。

正直、あなたには超どうでもいい話だろう。

「なんか、オッサンが男の友情を語っている。
くせーなぁ、くさいわねぇ。。。」

という感じだと思う。

また話を変えよう。

■ISTJとENFPの静かなるケンカ

僕が大学の友人でISTJがいて、
ENFPがいて、そこと特に仲が良い、
と語っていると、

こんな疑問があるかもしれない。

「え?ENFPISTJは真逆で、
ケンカ相性だから相性悪いんじゃないの?
そこ同士も仲良いんですか?」

というものだ。

どうだろう。

僕の印象では大学時代から、
そこの2人は仲が良い。

少なくともケンカとかは
別に聞かない。

‥でもないか、全く無いわけではない。

以前、これは僕たちが
大学を卒業してからの話だが、
ISTJの地元(沖縄)に遊びに
行った時、(僕ひとりである。)

ISTJと2人で飲んだのだが、

彼が、

「カタギは、こうして東京から
会いに来てくれるから嬉しい。
わざわざ来てくれるのはお前くらいだ。」

と言っていて、
僕が疑問に思ったのだ。

なぜなら、

その数ヶ月前、ENFPから
沖縄に行くぜ、で、ISTJに何か
お土産もっていこうかな、と
どうしようかな、

と悩んで?いたことを
聞いていたので、

その時、

ENFPはどうなんだ?
あいつも頻繁に沖縄に
行っているようじゃないか」

ISTJに聞いてみたのだが、

ENFP?ああ、そうみたいね。
1年くらい前も、美ら海行くわ~
みたいな感じは聞いたけど、
そうか、そんなに来てるんだ、」

みたいに言って、
で、更に僕が無駄な事を言う。

「数ヶ月も来たんじゃないの?
会わなかったのか?
行くって言ってたけど」

「え?数ヶ月?聞いてないよ!」

という感じのやり取りがあった。

で、その時の会話のその後は
ISTJENFPのそういう変に
遠慮しがちなところが良くない、
と愚痴っていた気がする。

他にも似たエピソードで、

ISTJENFPの変な部分に
気を遣いすぎる所を責めて
いるケースは思い出せる。

勿論、ISTJ側だけじゃなくて、

これは話すと長くなるので、
また別の機会に話すが、

ENFPの方がISTJに釈然と
していない雰囲気を出して
いたことも思い出せる。

ENFPは怒らないので、
あくまで釈然としない
雰囲気を出す、に留まる)

なので、

あからさまなケンカは一度も
見た経験はないが、

もしかしたら本人たちは
僕が思っていたほど
仲良くはないのかもしれない。

僕の大学時代の学科は
25人くらいの小所帯で、

うち、男は7人ほどだった。

ISTJが2人、ISTPINFJ
ESTPENFPと僕、INTPだ。

学科の集まりだったり、
何かしらにはどうしても
リーダー役というか、幹事
みたいなポジションが必要だ。

そして男女のグループの時は、
どうしても男になる。

平たく言えばそれがISTJ
ENFPの2人だった。

この2人だけが部活、サークル等に
所属してなかった、という理由もある。

ISTJのもう片方は合唱部で、
部活命で僕らとは疎遠だったし、

ESTPは騒ぐときは騒ぐが、
ワンゲルで、山が命の山男だった。

INFJはサークルかは分からないが、
アニメのような絵を書くのに
情熱を燃やしていたし、
(ちなみに今も彼は勤めながら
それを続けている。すごいと思う)

ISTPは茶道と写真と映画研究会?
みたいに色々と趣味に忙しく、
大抵カメラを持ってどこかに
ひとりで撮影に行っていた。

で、僕も同様に色々と所属し、
学外のバンド活動も忙しかった。

で、ENFPISTJだけ、特に
どこにも所属せず、暇だった、
というのがあって、

グループの集まりなどでは
幹事のような役割が多かった、
ということもあるのだろう。

話が長くなったが、
特に結論はない。

改めて色んな人がいるなぁと
思った次第である。

■続。興味。

先日、興味について書いた。

が、書いた後で、

興味をもつことが負担に
つながるケースもあることに
気がついた。

興味が負担になる。

僕は完全ピンとこないが
あるのは分かる。

例えばISTJの人と話すと、

自分の狭い興味に
ある種誇りを持っている、

ように見えることが多い。

私はそれには興味ありません、
“これ”に興味があるのです

と今持っている自分の興味を
限定していて、そこを強く
主張し、執着している、、

本人は反論や色々と言いたいことが
あると思うが、

少なくとも僕にはそう見える
ケースが多い。

これも興味を広げることが
負担になる、そして責任になる、と
いう側面から考えると頷ける部分もある。

興味があるのだったらちゃんと
そこに誠実に向き合わないといけない、

という事も言える。

分かりやすいのが恋愛だ。

色々な異性に興味をもつのは
悪いことではない。

と、少なくとも僕は思う。

が、そうでない意見の人も
多いと思う。

興味をもつ、その事が
浮気になる、とかそういう
意見をもつ方は多い。

それは女性でしょ、と
思うかもしれないが、
傾向の差はあれど、
男性でも女性でも同じである。

恋愛の話をすると決まって、
恋愛評論家気取りや
なんちゃってジェンダー論者が
面倒な事を言ってくるので、
ここまでにする。

恋愛の話は皆マジメに考えるが、
他の話も同様にマジメに考えて
ほしいと思ったりもしてしまう。

まあそれはさておき、

この浮気、というやつは
何も恋愛に限らない。

人間関係でもそうである。

例えば師弟関係。

ENFPは師匠をたくさん持つことで
知られているが、それは一部の人には
先生の浮気、に捉えられやすい。

だから興味を持つのが苦手、
という人は今まで僕は
どちらかというと無意識に
見下してきてしまった感があるが、

逆に彼らは誠実だったり、
責任感が強いのかもしれない。

また「興味」は改めて
言うまでもないが、

自己をどう捉えるか、

理想の自分にも近い。

例えば僕でいうと、

興味がないことは、

幼稚だったり、低俗(と僕が捉える)
な情報や経験だ。

これはそういう人間でありたい、
幼稚や低俗な人間になりたくない、

という深層的な僕の願望である、
ということも勿論あると思う。

また、心理機能的に考えると、

やはり興味は第三機能と
最も結びつきやすい。

第三機能に人は興味を
もちやすい、とは散々僕も
語ってきたが、やはりそうである。

僕で言うと第3は内的感覚。

現実的、リアルなものが好きだ。

人の話もリアルな話を好む。

「私のイメージではこうなんです、」

「〇〇タイプはこういうイメージです!」

という話はついつい、

「イメージでなく実際の経験を話して下さい」

と言ってしまう。

同じくINFPの人も、やはり
第3に内的感覚が入っていて、

例えばドキュメンタリーが
好きだったり、リアルなものを
好む傾向があることは分かる。

ただ、INTPINFPでも

空想ものが好きです!

と、空想の話を楽しんでいる人もいる。

この説明は、

主体的な空想は好きだが、
外側の空想は興味ない、とか
色んな解釈はできると思う。

いずれにせよ、

そんな感じで”興味”は色んな
観点から色んな捉え方ができる。

興味は考えれば考えるほど面白く
興味に関する話に興味は尽きない。

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以上です。

自由に感想もどうぞ。

2021 12/03
カタギ(INTP