あなたの顔は今どうなっていますか|心の状態が顔に出る話
カタギです。
今日は「人相と性格」について書いていきます。
人相って、あると思うんですよ。「あの人、なんか感じが良いですね」とか「ちょっと感じが悪いですね」とか。カタギの人相はみなさんがどう思ってるか分からないけど(笑)。
ちょうど引っ越しの片付けをしていたら、昔の学生証が何枚か出てきまして。それを並べて見たときに、「うわ、俺、こんなに顔が変わってるんだ」と思ったんです。今日はその実物を出しながら、この話をしていきます。
「人相」といっても、顔立ちの話ではありません
最初にひとつだけ、はっきりさせておきたいことがあります。
僕はここで、変な人相学を語りたいわけではありません。「鼻が高い人は運が良い」とか「眉毛がこうだと性格が悪い」とか、そういう話は一切しません。顔のパーツの良し悪しの話ではない、ということです。
僕が言いたいのはもっと単純なことで、その人の心の状態や雰囲気が、表情や顔つきにものすごく出る、ということです。
これは生まれつきの造形の話ではなく、その時その時の状態の話です。同じ人でも、余裕があるときと追い詰められているときでは、まるで別人の顔をしています。写真に撮れば、それが残ります。
なぜ心の状態が、顔に出るのか
理屈で言えば、当たり前の話でもあります。
人の顔には表情筋があって、僕らは毎日それを使っています。よく笑う人は笑うときに使う筋肉が動きやすくなるし、警戒することが多い人は、眉間や目の周りに力が入った状態が標準になっていきます。
つまり、その人が日常でいちばん多く作っている表情が、だんだんデフォルトの顔として定着していくということです。数ヶ月ではそこまで変わらないかもしれませんが、これが数年単位になると、はっきり見た目に出ます。
だから僕は、人の顔つきというのは「その人がこの数年どういう時間を過ごしてきたかの記録」みたいなものだと思っています。ごまかしがきかない。顔は、けっこう正直です。
僕が人のタイプを見るとき、写真をけっこう参考にしています
ちなみにこれは、僕の仕事にも直結している話です。
僕は人の16タイプを考えるとき、実はその人の写真をかなり参考にしています。「この顔だからこのタイプ」という当てはめをしているわけではありません。そうではなくて、写真からいろいろ感じ取って、「この人は今、どういう心の状態なんだろう」というのをまず見ています。
そこが見えてくると、タイプの見立ても変わってきます。同じ回答をしていても、余裕がある状態で書いた文章と、追い詰められた状態で書いた文章とでは、意味がまったく違ってくるからです。
ZOOMでのタイプ診断コンサルを対面(画面越しですが)でやっているのも、同じ理由です。文字だけだと、どうしても抜け落ちる情報があるんですよね。
実物公開:カタギの学生証3枚
というわけで、ここからが本題です。引っ越しの片付けで出てきた、僕の学生証を3枚並べます。
ちなみに僕は大学に10年間いました。8年かけて卒業して、そのあと2年間は科目等履修生という身分で、同じ大学に再入学しています。理由が気になる方は、カタギの人生物語のほうに書いてあるので、よかったらそちらを読んでみてください。

高校の学生証。「再発行」と書いてあるので、たぶん一度なくしています。
まず高校です。……なんか、雰囲気が悪いんですよね。
目つきが悪くないですか。自分で見ていても、非常に目つきが悪いなと思います。今はそこまで悪いかどうか分からないですけど。
ちょっと言うことを聞かなそうな、やんちゃな感じ。そこまで暴れたりはしなそうだけど、なんとなく絡みづらそうな顔をしています。
正直に言うと、こいつが今の僕の集まり――たとえばカタギゼミに「うっす、高3です」とか言って入ってきたら、あんまり可愛がりたくないですね(笑)。自分のことなんですけど。

大学の学生証。本名は片桐一馬といいます。いろんなところに書いているので隠しません。
次が大学入学時です。雰囲気、変わりましたよね。
ちょっと大人しそうというか、陰キャそう。……陰キャそうまではいかないけど、少し「可愛げ」が出てきたかもしれません。高校のときと比べると、という話ですが。
服装や髪型の違いもあると思います。目つきそのものは、実はあんまり変わっていない。でも全体としては、繊細そうで、大人しそうで、なんとなく可愛がってあげたくなる感じが若干出てきています。
こいつが今の集まりに来たら、高校時代の僕よりは「面倒を見ようかな」という気になります。ただ、「この人、大丈夫かな」という感じもある。
高校のころはちょっとイキっていたんですが、大学に入ってからは結構勉強していたし、聴いている音楽も内省的なものが中心になっていました。そういうのが、顔に出ているんだと思います。

科目等履修生時代。カードの色は変わりましたが、変わったのはそこだけではありません。
そして3枚目。これはちょっと、閲覧注意です。
やばくないですか。犯罪者チックというか、「こいつ大丈夫か」って思いますよね。ニュースで「まずい事件を起こしました、この人」ってダダーンと出てきそうな顔をしています。
髪型からしてもう、どうやってセットしたのか自分でも分かりません。むしり取ったみたいになっている。スーツを着ているのはともかく、髭もなんだか変な感じで、全体的にやばい匂いがします。
人と会わなくなると、顔はこうなる
で、ここからが今日いちばん伝えたいところです。
なぜ3枚目がこうなったのか。理由は、自分でもはっきり分かっています。
この時期、僕はほとんど人と会っていませんでした。
一人暮らしで、一人でいる時間がとにかく長かった。オンラインでのやりとりはあっても、実際に人と顔を合わせる機会がどんどん減っていく。
そうすると、僕の場合はかなりはっきり顔つきに出ます。目つき、表情、全体の雰囲気。昔の写真を見返しても、YouTubeの初期の動画を見ても、その名残がかなり残っています。
ここ数年はそういう感じではなくなったのですが、これはたぶん、れいちぇると暮らしていて、そもそも一人暮らしじゃないからですね。
あともうひとつ、正直に書いておくと、この時期はあまり健全とは言えない人たちと関わっていました。危ないことに片足を突っ込んでいた時期でもある。そういうのが、確実に顔に出ています。ごまかしがきかない。
なぜ「会わない」と顔つきが変わるのか
これは僕だけの話ではなくて、けっこう多くの人に当てはまるように思います。見ていても、そう感じます。
理由を考えてみると、単純な話で、人と会わないと、表情を使わなくなるんですよね。
誰かと話していれば、笑ったり、うなずいたり、驚いたり、困った顔をしたりします。表情は本来、他人に向けて出すものです。相手がいなければ、そもそも出す必要がない。
そして表情を使わない状態が続くと、顔は「何もしていないときの顔」に固定されていきます。多くの人にとって、その顔は残念ながら、あまり感じの良いものではありません。人は、素の状態だとけっこう怖い顔をしています。
つまり、顔の感じの良さは、他人と接する中で維持されているということです。これはかなり実感があります。
自分の顔をチェックするときの、たったひとつの基準
じゃあ、自分の顔をどう見ればいいのか。
僕が自分の写真を見返すときに見ているポイントは、実はひとつだけです。それは「人懐っこさが残っているか」です。
カタギのセルフチェック
僕の人相は、正直もともとあんまり良くないと思っています。それは分かっている。
その上で、若干の人懐っこさ――「えー、そうなんですか」みたいな、人に向かって開いている感じが少しでも残っていれば、まだ人と絡めます。多少マシなんです。
でも、そこが消えると結構やばい。もともとがやばいので、覆いがなくなると素が出てしまう。だから僕は、そこだけを見ています。
この基準で3枚を見ていくと、高校時代は人懐っこさが弱い。科目等履修生の時代はもうダメ。大学生のときは、内に秘めているタイプの人懐っこさが少しある、という感じです。
ベースの人相の悪さは3枚とも共通していて、その上に薄いベールみたいに何かが乗っている。そのベールの種類が、時期によって違う。そんなふうに見ています。
ここで大事なのは、「顔が良いかどうか」ではなく「人に向かって開いているかどうか」を見ているという点です。前者は変えられませんが、後者は自分の状態しだいで変わります。だから見る意味がある。
自分に合ったチェックポイントを見つける
ちなみに、この「人懐っこさ」というのはあくまで僕の基準です。人によって、顔に出やすいポイントは違います。
ある人は口角が下がる。ある人は目が死ぬ。ある人は逆に、無理に笑いすぎるようになる。過去の写真を並べてみると、自分の場合はどこに出るのかが見えてきます。
それがひとつ分かっていると、以後は鏡を見るだけで自分の状態が測れるようになります。これは地味にかなり便利です。
顔が変わりやすいタイプ、変わりにくいタイプ
最後に、少しだけ16タイプの話に接続します。
僕の感覚では、顔つきや雰囲気が変わりやすいタイプと、かなり一貫しているタイプがいると思っています。
N型、特に「IN」は変化が出やすい
バッと言ってしまうと、直観(N)のタイプのほうが、変化が人相に出やすいと感じます。特に内向(I)と組み合わさったIN(INTP・INTJ・INFP・INFJ)。
僕自身INTPなので、思いっきりここに当てはまっています。今回の3枚も、その典型例だと思って見てもらえたら。
なぜかというと、INのタイプは内面の世界がその人の中心にあって、外の環境より内側の状態のほうが顔に反映されやすいからだと思っています。何を考えているか、どんな気分で日々を過ごしているか。それが、そのまま表面に出てくる。
逆に外向のタイプは、その場その場で相手に合わせた表情を作ることが多いので、写真によってブレはあっても、長期的にはそこまで劇的には変わらない印象があります。
もちろん、一概には言えません。あくまで傾向の話です。心理機能の仕組みを知っていると、このあたりの理由はもう少し立体的に見えてきます。
自分の顔をあまり見ない人ほど、変化が大きい
もうひとつ、これは面白い法則だと思っているのですが。
普段から自分の顔をあまり見ない人ほど、顔の変化が大きいように思います。
これも理屈は分かりやすくて、鏡を見る習慣がないと、自分がどんな顔をしているか自分で把握していない。だから修正もかからないし、内側の状態がそのまま出っぱなしになるんですよね。一貫させる力が働かない。
逆に、しょっちゅう自分の顔を見ている人は、無意識のうちに「自分の顔」を一定に保っています。だから、あまり変わらない。
だから、「自分、あんまり鏡見ないな」という自覚がある人ほど、今回の話は効きます。過去の写真を並べてみると、けっこう驚くと思いますよ。
注意していただきたいこと
この話は、あくまで自分を振り返るための道具として書いています。他人の顔を勝手に判定するために使わないでください。
顔つきから読み取れるのは「その人が今どういう状態にあるか」の手がかりであって、その人の価値でも、人格の善し悪しでもありません。何より、写真1枚で人を決めつけるのは、僕が16タイプでいちばんやりたくないことです。
今日、あなたにやってみてほしいこと
というわけで、最後に2つだけ提案させてください。
- 今すぐ洗面台に行って、自分の顔を見てみてください。すごく寂しそうな顔をしていたら、たぶん寂しいんだと思います。「うーっ」と我慢しているような顔をしていたら、何かを我慢しているんだと思います。それが今のあなたの状態です。
- 過去の写真を並べてみてください。学生証みたいに、同じ構図で撮られた写真があると最高です。証明写真でも、免許証でもいい。時系列に並べると、自分の心情の変化がはっきり見えてきます。
そこで「なるほど、俺のベースはこういう感じか」と分かるだけでも、かなり面白い発見があると思います。
そして、もし今の顔があまり良くないなと思ったら。だいたいの場合、必要なのは人と会うことです。これは僕自身の経験から、けっこう自信を持って言えます。
今日は僕の顔面の歴史……じゃなくて、人相の歴史をお見せしました。参考になったら嬉しいです。
ちなみに、「自分はあんまり顔が変わらないタイプです」とか「時期によって別人みたいになります」とか、そういう話はぜひコメント欄で教えてください。読むのを楽しみにしています。
もう少し自分を深掘りしたい方へ
自分のタイプがまだはっきりしない方は、こちらからどうぞ。3分ほどで終わります。
今日みたいな、ブログやYouTubeでは書ききれない話をメールで書いています。3,000人以上の方が読んでくれています。
記事中でも書いたとおり、僕は写真や表情からかなりの情報を読み取ります。「自己診断だと確信が持てない」という方は、一度お話ししましょう。メールでの診断もあります。
「人と会うと顔が変わる」という今日の話の、実践編みたいな場所です。東京・大阪で月に一度、実際に集まって話しています。画面越しだと分からないことが、会うと一発で分かるんですよね。ちょっと面白そうだな、と思ったら覗いてみてください。
カタギ/16タイプLABO