「人のことが気になる人」は、実は外向タイプかもしれない【MBTI内向外向】
カタギです、
先日、コメンテーターのせいこさん(ESFJ)・まきのさん(ENTJ)・れいちぇる(ESFP)に集まってもらって、「外向タイプに聞いてみた」という収録をしました。
そのあと、自分で編集してアップロードした動画を見返しながら、いろいろと考えることがありました。「ここ、ちょっと説明が足りなかったな」「みんなの意見を踏まえると、こう言ったほうがいいな」というところです。
この記事は、その後日談です。
特に最後に書く話は、内向・外向の判定で迷っている方には、けっこう効くと思います。「人のことがやたら気になってしまう人ほど、実は外向タイプかもしれない」という話です。
この記事の内容
1. 一般的な定義①「一緒にいると元気になる」がピンとこない
まず収録では、一般的なMBTIの定義を最初に挙げました。
よく見る定義①
外向:他人と一緒にいると元気になる
内向:ひとりで過ごしていると元気になる
これを3人に投げてみたのですが、まずれいちぇる(ESFP)が疑問を持っていました。「元気になるって、どういうことですか?」と。
実は、僕もここはよく分からないんです。題材に挙げておいて何なんですが、正直ピンときていません。
僕はINTPなので、客観的に考えれば、たぶん内向のほうでしょう。人とすごく一緒にいたがるタイプではないですし、それは自分でも分かります。
ただ、実感としては分からないんですよ。「ひとりでいるとすごく元気になるぞ」という感覚が、あまりない。「これをすると元気になる」という発想自体が、あまりピンとこないんですね。
一方で、せいこさん(ESFJ)とまきのさん(ENTJ)は、「元気になる」「充電する」「エネルギーチャージする」という感覚、分かりますよ、という反応でした。
ここに、はっきり分かれ目があったわけです。
2. 仮説:エネルギーの話が分かるのは、J型なのかもしれない
これは僕の仮説なのですが、「エネルギー補給」という概念が分かるのは、J型の人が多いのではないかと思っています。
収録での反応を並べると、こうなります。
| タイプ | 「元気になる/充電」への反応 |
|---|---|
| せいこさん(ESFJ) | 分かる |
| まきのさん(ENTJ) | 分かる |
| れいちぇる(ESFP) | ピンとこない |
| カタギ(INTP) | ピンとこない |
内向・外向で分かれているのではなく、J型とP型で分かれているのが分かると思います。
J型の人は、ある種のエネルギー論で生きているところがある気がします。「どうすればエネルギーを上げられるか」「今ちょっと自分のエネルギーが下がったな」というふうに、自分の状態をモニタリングしている。
対して、僕やれいちぇるのようなP型は、そもそもエネルギーに関心が向いていません。注意がそっちに向いていないんですね。
「なんか面白そうだな」「これをしたら楽しいな」――だいたいそれだけで動いている。だから「充電」と言われても、何のことか分からない。
ここが言いたかったところ
もし、あなたが「元気になる/ならない」の定義を読んで「どういうことだろう、よく分からないな」と思ったとしても、それはあなたの理解力の問題ではない可能性があるということです。
単に、その言葉が刺さらない側の人間だった、というだけかもしれません。そういう人も普通にいます。
J型・P型の違いについてはこちら
3. 一般的な定義②「働きかける」か「影響を受ける」か
収録では、もうひとつ定義を出しました。手元にある16タイプの本から、そのまま抜き出してきたものです。
よく見る定義②
外向:自分はこの状況に、どう働きかけていけるだろうと考える
内向:自分はこの状況から、どんな影響を受けるんだろうと考える
正直に言うと、これも最初はピンときませんでした。「これ、どういうことだ?」と。
3人に聞いてみたところ、「そんな堅苦しいことは改めて考えないけど、まあそうかもしれない」という感じの反応でした。
ただ、まきのさん・せいこさんのようなEJ型は、「自分はこの状況に働きかけていけるだろう」という感覚を、けっこう強く持っていそうだな、というのは分かりました。れいちぇるのようなEP型にそれが全くないかというと、それも違うだろうな、と。
サークルの例で考えると、腑に落ちました
この定義が自分の中で腑に落ちたのは、具体的な場面に置き換えてからです。
たとえば、初めてどこかのサークルや集まりに参加するとします。そのときに、こう考えるかどうか。
「自分がこの集まりに参加することで、どういう影響を与えられるだろう」
「この団体を、どういう方向に持っていけるだろう」
「自分は、ここにどんな働きかけができるだろう」
この意識を最初から持っているのは、明らかに外向タイプです。これは、自分が集まりを主催してきた実感としても、はっきりそう思います。
僕が主催しているゼミやサロン会、合宿でも、そういう意識を持って参加してくれるのは、たいてい外向タイプの人です。
逆に、自分が参加する側だったときのことを思い返してみました。以前、お笑いサークルに入っていたことがあるのですが(今は辞めました)、そのときに「どうすればこの団体を良くできるか」「自分がどんな働きかけをできるか」なんて、まったく考えていなかったんですね。
考えていたのは、自分がそこでどうなるか、でした。無意識的にも、やっぱり「自分への影響」のほうを見て参加していたと思います。
こう考えてみると、「分からないこともないな」という感じになります。定義の言葉が抽象的すぎるだけで、場面に落とすと、意外とはっきり分かれるんです。
4. カタギ流の、内向・外向の定義
収録の後半では、僕なりの定義を3つ出しました。こちらのほうが分かりやすいと、3人にもけっこう褒めてもらえました。ありがたい話です。
| 外向(E) | 内向(I) | |
|---|---|---|
| ① 前提 | 外で人と絡むのが前提 | 自己完結的 |
| ② 社交性 | 社交的な未熟さを気にする | あまり気にしない |
| ③ 外との関係 | 外的な報酬を必要とする | 外に面倒をかけない |
ポイントは、「元気になるかどうか」という内面の感覚ではなく、外との関わり方の前提で分けているところです。
外向タイプは、人と絡むことが前提になっている。だから、自分の社交性が未熟だと気になるし、外からの反応や評価を必要とする。
内向タイプは、基本的に自己完結している。だから社交性の出来不出来をあまり気にしないし、外に面倒をかけようともしない。
内向・外向の基本解説はこちら
5. 「内向タイプのほうが良くないですか?」への正直な答え
この定義を出したとき、せいこさん(ESFJ)が「内向タイプのほう、けっこう良いですよね」という話をしていました。
でも僕は、逆のことを思ったんです。ここは正直に書きます。
僕は自分で説明していて、いつも「外向タイプのほうがいいな」と思ってしまうんですよね。他の場面で内向・外向を解説しているときも、だいたいそうです。
もちろん、これは無いものねだりです。自分が内向タイプだから、そう見えるだけ。それは分かっています。
せいこさんの言い分も、客観的に考えれば分かります。僕の説明だけで言えば、内向タイプのほうが内面的には完成しているというか、内側が大人だ、という言い方はできるかもしれません。それは確かに良いところです。
ただ、それでも僕はこう思ってしまいます。
外向タイプのほうが、社会的にはちゃんとしている。ちゃんと交流しようとしている。ひとりで存在していない。
だからこそ、外から見たときに伝わりやすいし、評価が得られる。
内向タイプは、内面は完成しているかもしれないけれど、社会的に魅力的で評価を得られるかというと、そこがやっぱり足りない。
そもそも人間は、ひとりで暮らしていません。内面がひとりで完成していて、自己完結して、はい終わり――と言われても、僕はやっぱり、つまらないと感じてしまう。
僕は人と絡みたいんですよ。内向タイプでありながら。
だから、絡んでくれる人、こちらを必要としてくれる人がいるのはありがたい。そういう意味で、外向タイプは魅力的だな、いい人だな、と思ってしまうところがあります。
もちろん、これは「この説明だけを見たときの話」です。外向タイプ全員がそうだという話でもないし、内向タイプ全員がどうという話でもありません。
ただ、こういう見え方の非対称があるということは、書いておきたいと思いました。自分が持っていないものは、だいたい良く見えるんです。これはたぶん、どのタイプでも同じです。
6. 一番言いたいこと:人が気になるなら、たぶん外向です
ここからが、この記事で一番書きたかったところです。
収録の最後に、僕はやや強引に「結局、外向タイプのほうが人のことを気にしていると思うんだよ」とまとめました。あれは無理やりまとめたところもあるのですが、言いたいことは本当にそこにありました。
カタギ流の定義の①に戻ります。外向タイプは外で絡むのが前提、内向タイプは自己完結的。
これはつまり、こういうことです。
結論
外向タイプは、外のことを気にしている。
内向タイプは、ほとんど気にしていません。
もちろん、内向タイプでも気にする場面はあります。ただ、それが前提になっていない。
だから、こう言えます。
いま内向・外向の判定で迷っている方――「どっちか分からない」「半分くらい、真ん中な気がする」と思っている方が、もし外側のことをずいぶん気にしているのなら、外向タイプの可能性がけっこう高いです。
7. なぜ「自分は内向タイプだ」と思い込んでしまうのか
ここ、勘違いしている人がとても多いところです。
「他人が気になる」「人目が気になる」ということを、内向性だと思っている人がいるんですね。
タイプ診断コンサルを200人以上やってきましたが、こういうケースは本当によくありました。
よくある相談パターン
「私は内向タイプだと思います。人のことが気になってしまうし、人と絡むのがしんどくて、面倒で、疲れるんです。いろいろ気にしすぎるので、ひとりでいたほうが楽なんです」
それに対して、僕はこう答えることが多いです。
「だからこそ、あなたは外向タイプだと思いますよ」と。
もちろん、状況によってそう感じている内向タイプの方もいるので、一概には言えません。ただ、構造として説明すると、こういうことです。
内向というのは、基本的に内側に向いています。放っておくと自然と内に向いてしまう。だから、そもそも外をそんなに気にしていません。
外向は、外に向いています。人目が気になる。人と一緒にいることが前提になっている。
「人が気になって疲れるから、ひとりでいる」という状態は、まず外に向いているんですよ。外に向いた結果、しんどくなって、意識的に内に引っ込んでいる。
これは「自然と内に向いている」のとは、まったく別のことです。
順番が違うんですね。内向は最初から内に向いている。外向は外に向いてから、疲れて引っ込む。
外から見ると、どちらも「ひとりでいる人」に見えます。でも、中で起きていることは別物です。
だから、そこがものすごく気になるのであれば、そもそも外向タイプなのではないか――というふうに、僕はだいたい説明しています。
8. 結局、自分ひとりでは判定しづらい
とはいえ、これがなかなか難しいところです。
正直に言うと、自分だけで判定するのは、かなり難しいと思います。
なぜかというと、比較対象がないからです。自分にとっては、自分が基準なんですよね。「これくらい人のことを気にするのは普通でしょう」と思っている水準が、他の人から見るとまったく普通じゃない、ということが起きる。
これを解決する方法は、ひとつしかないと思っています。
本当に内向タイプの人たちと、実際に接することです。
「ああ、内向タイプって本当に、こういうところを気にしてないんだな」という場面を、実際に何度も見る。そうすると、自分がどちら側なのかが、比較の中で見えてきます。
YouTubeを見て学ぶのも、もちろんいいと思います。でも、体感として分かるのは、やっぱり人と会ったときです。
僕がサロン会や合宿をやっているのも、そこが大きいです。特に合宿には、僕のタイプ診断を受けた人が来てくれます。つまり、タイプが確定しているメンバーが集まるわけです。
そうすると、「このタイプってこういう感じなんだ」「確かに自分とは違うな」「じゃあ自分はやっぱりこのタイプだな」ということが、頭ではなく実感として分かります。自分の心理機能や内向・外向について、ここに自信を持っていいんだ、と腑に落ちる。
これは本当に、素晴らしい機会だと思っています。マジで。
そして素晴らしいだけでなく、単純に楽しいです。バーベキューをしたり、レクリエーションをしたり、夜に集まって騒いだり。もちろん僕からの話もありますが、正直、そこは半分くらいです。
9. まとめ
長くなったので、整理します。
- 「一緒にいると元気になる/ひとりで元気になる」という定義がピンとこない人は、けっこういます。それは理解力の問題ではなく、J型・P型の違いかもしれません
- 「働きかける/影響を受ける」の定義は、初めての集まりに参加する場面に置き換えると分かりやすいです
- カタギ流の定義は、①外で絡むのが前提か/自己完結的か ②社交的な未熟さを気にするか ③外的報酬を必要とするか
- 自分にないものは良く見えます。内向タイプから見れば外向タイプが、外向タイプから見れば内向タイプが魅力的に映ります
- 人のことがやたら気になるなら、それは外向タイプの可能性が高いです。内向タイプは、そもそもあまり気にしていません
- ただし、自分ひとりでの判定は難しい。比較対象が必要です
今回のように、収録したあとで考えたことや、説明が足りなかったところの補足を、これからも発信していこうと思っています。楽しみにしていてください。
それでは、また。
カタギ(INTP)
内向・外向で迷っている方へ
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この記事で書いたとおり、内向・外向は自分ひとりでは判定しづらいところです。これまで200人以上の方を診断してきました。「自分は内向タイプだと思っていたけれど、実は逆だった」というケースも、少なくありません。
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本文で書いた「本当に内向タイプの人と実際に接する」というのが、一番早い方法です。性格ゼミは、東京と大阪で毎月やっている集まりです。性格を直す場ではなく、人を面白がる場です。
タイプが確定している人たちが同じ場にいるので、「このタイプ、確かに自分とは違うな」という比較が、その場でできます。ゼミ生になるとタイプ診断(9,800円相当)が無料になる特典もあります。
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