INTP作曲家・富田勲が成功した秘密

カタギです、

あなたは富田勲さんという
作曲家はご存知でしょうか?

日本を代表する作曲家・富田勲

代表曲「きょうの料理」

1932年の戦前生まれで、2016年に
亡くなられましたが、

日本で初めて作曲にシンセサイザーを
導入し、自宅に当時誰もやってなかった
機材設備を作り、自宅スタジオのような
場所で作編曲、録音に明け暮れた、

今のDTM(デスクトップミュージック)
の先進的な事をやっていた方であり、

1974年の『月の光』はアメリカ
ビルボードチャートで2位、続く
『展覧会の絵』は1位を獲得し、

その後も世界的ヒットを繰り返す
世界的に名が知れた作曲家です。

富田勲「月の光」

日本人で初めてグラミー賞に
ノミネートされた人物でもあります。

日本人は勿論、海外でファンが多く、

スティービー・ワンダーが最も
尊敬している作曲家であり、
マイケル・ジャクソンもわざわざ
彼のスタジオを訪れた事も有名です。

作曲ジャンルは幅広く、

誰もが知っているNHKの
「きょうの料理」などの有名曲や
クラシック交響曲は勿論、

芝居や歌舞伎の音楽から、
映画音楽、CMソング、合唱曲、
いち早いボーカロイドの導入、
そして晩年は、

「サウンドクラウド(音の雲)」
と称した、

立体サウンドを駆使した音楽
ライブの実現に尽力しました。
(要するに何でもあり)

サウンドクラウドの模様

サウンドクラウドは、難しい
印象とは裏腹に実際は、

地元の子どもたちが草笛で合唱、
クラッシックに胡弓、ラストは
スティービー・ワンダーが
UFOに乗って登場するという
やりたい放題なステージでした。

そんな富田勲さんですが、
心理機能のタイプでは、
どうやらINTPのようです。
(私の主観的独断です)

INTPの作曲家は
どうして作曲に向かったのか?

苦労はなかったのか?

営業はどのようにどうやって
仕事をとっていったのか?

発注やクライアントの注文は
面倒くさく感じなかったのか?

実は私も若い頃は作曲家になりたいと
思い、それこそ彼のようにDTMに没頭し、
音作りに明け暮れていて、とても
興味があったので調べてみました。

すると、とても興味深い彼の
インタビューと資料が。。。

「1000万円の機材をアメリカから
無計画に購入したが説明書がなく
全く使い方が分からなかった」

「父に、音楽なんかやって、
お前、飯が食えるのかと怒られた」

「夢の中で一人船を漕ぎ出して、
知り合いの顔が出てきては消え、
出てきては消えていく、、」

「一番ショックだったのは
レコード会社が全く相手に
してくれなかったこと。
どのジャンルか分からない、売れるか
分からないからの一点張り」

彼が伝説的な成功を掴むまでの
軌跡を心理機能のセオリーを
踏まえて解説します。

以下、引用符は全て
13歳のハローワークでのインタビュー
からの引用になります。

北京に住んでいた6歳頃のある日、父が天壇公園の「回音壁」へ連れていってくれました。そこで聴いた今まで体験したことのない不思議な音の響きを、僕は今でも鮮明に覚えています。姿の見えない親父の声が湾曲した壁をつたって聞こえてくる。面白くて、とにかく不思議だったんです。でも、親父は僕を医者にするつもりだったので、音に興味があると気付いても、音楽を習わせようとは全く考えていなかった。ピアノの音を鳴らすだけで非国民と石を投げられる時代でしたから。

富田さんが音の世界に興味をもった最初のタイミングなんでしょうね。

姿の見えない親父の声が湾曲した壁を、、の部分は
とても物理的現象の要素ですね。

INTPは物理的現象の中の不可思議に
興味を持つと言われていますが、

彼は物理世界の中での音の宇宙。
その発見に興奮したんでしょうね。

INTPへの教訓1:物理的世界の可能性を見ろ

そのうちに、レコードがどうしても欲しくなったんですが、山手線をどこまで乗っても10円の時代に、僕が聴きたかったストラビンスキーの「春の祭典」の輸入盤は3800円。無事に届くかわからないから2枚購入するよう店員が勧めるし。どうしようかと迷いましたが、日本で発売されるまでのんびり待つ気には、とてもなれません。岡崎にいた親父に平身低頭で頼み込んで費用を出してもらって、ようやく手に入れたんです。

意外とこの辺りも彼が上手くいった秘訣にあるのではと思います。

親父に平身低頭で頼み込む、とかが大きいですね。

INTPは人に頼るのが極端に苦手なのですが、
基本的に最初の段階は自分がやろうとしている
事と現実の自分の実力は大きな乖離があります。

だから最初の段階はどうしても他人の力を
借りなければいけないわけなのです。

そこを面倒くさがらず、プライドも捨てて、
肉親だったり目上の人にちゃんと頼れる
INTPは上手くいくのだと思います。

INTPへの教訓2:最初は人に頼っていい

それで、早速、親父が来ましたよ。そんな高い値段のレコードにはさぞかしすごい音楽が入っているだろうと期待したんでしょうね。でも、聴いたら、案の定、黙っちゃってね。出だしのファゴットで「なんかアヒルが首をひねられているようだ」と。そのうちに低い半音階が続くあたりでトイレに立っちゃって、座って、寝ちゃったんですよね。

間もなく岡崎に呼び出しになりました。「とにかく帰ってこい」と。「東京で真面目に勉強しているかと思ったら、邪教徒のような音楽を聴いているではないか。あんな音楽をやって、おまえ、飯が食えるのか」。それは僕だって自信ないですよ。あれには困ったね。

これは非常に”らしい”エピソードですね。

私も若い頃、作曲した曲を親父に聴かせようと思って、
聴かせると全然ダメだ、とか言われてすぐ別の音楽に
変えられてしまったり、ぐうぐう寝られてしまった
事があったので、面白く感じました。

飯が食えるのか、と言われて、僕だって自信がない、
というのは非常に同感しますね。

そりゃ確証はできないけど、それがしたいから
しょうがないじゃないか、という感じなんで
しょうね。

これがENTPだったら、上手くいくと思う、
と無根拠であっても答えるんだと思います。

INTPだと、そう言われて、自分が現在、
やっていること、やろうとしている事を
客観的にとらえて、

「なるほど、言われてみたら
うまくいきそうにないな」

と判断して、なるほど、と
頷いてしまって、

「それじゃなんでやってるんだ!
矛盾してるぞ!」

と怒られるような事になるんでしょうね。

だから困ってしまう、と。

高校卒業後は音大へ進学することも考えました。ところが、当時の音大はドイツ音楽に傾倒していたので、「とんでもないところに深入りしそうだ」と直感的に思って、それなら音楽理論は本を読んで覚えればいいと考えた。それに、慶応を出たクラシックの音楽家というのはあまりいないんですが、周りに音楽青年や情報通の友人がいて、いろいろな知識が自然と入ってくる雰囲気がありました。YMCAの芸術園も彼らを通じて知ったんだと思います。そこで弘田龍太郎さんに音楽理論を習ったので、それで十分だと思っていました。

基本的に独学で理論を学ぶというのは
INTPにとっては自然ですが、それ以上に
この話で重要なのは情報通の友人ですね。

INTPはとにかく情報や知識が足りません。

ですのでそこは周りから知らせてもらう必要があります。
(教えてもらう、とはまた微妙に違います。
より重要なのは知らせてもらう、です。)

富田さんの場合、情報通の友人から自然と
最先端の情報が入ってくるのが非常に
大きかったのでしょう。

INTPへの教訓3:情報通の友人を持て

さらに、大学2年のときに朝日新聞主催の全日本合唱連盟のコンクールがあり、その課題曲に応募したら1位で当選したわけです。それで、ちょっと親父の態度が変わりましたし、僕も自信がついた。

これも重要な部分ですね。

やっぱり社会的な成功や結果は周りを
納得させるためにも、後は自分の実力を
ちゃんと自覚するためにも重要です。

しかし、富田さんもお話に僕と同様、
お父さんの話がよく出てきますね。

ただ、仕事をしているうちに悩みも出てきました。オーケストラでは、どの作曲家の作品でも楽器の音はみな同じです。画家の場合、色彩にイメージが反映されますから、輪郭がはっきりしなくても色合いだけで表現できる。ところがクラリネットは誰が吹いたってクラリネット。ハーモニーで多少は変わりますが、楽器の音そのものは絶対に変えられない。それが一つの疑問でした。録音技師に頼んで、フィルターをかけたり周波数を変えたりといった特殊な効果をしてもらいたくても、どうしたいのかを伝え、理解してもらうのに時間がかかる。

あるいは、自分のイメージと違った生演奏であっても、オーケストラには何の落ち度もないわけですから、何度も演奏させられると気分的に嫌気がさしてきちゃいます。最高の演奏ができるピークのときは、いくつもないと思うんです。役者さんの撮影だってそうでしょう。「よかったよ。だけど、ちょっとカメラのピントがボケてたんだ」と言われたら、ガクッと来ると思いますよ。それと同じで「ちゃんと演奏してもやり直しさせやがって」みたいに言われた。ミキサールームで聴いたときに、自分の演奏がこんなに変わったとショックを受けてしまう人もいるかもしれません。演奏者の人格も尊重しなくてはいけない。だから、生の演奏から自分のイメージの音色をつくり出すのには技術的にも時間的にも限界を感じていました。

富田さんがシンセサイザーに出会う前の
葛藤の部分になりますね。

ここで心理機能的な話を混ぜるとすると、

どうしたいのかを伝え、理解してもらうのに時間がかかる、

という部分が重要かも知れません。

INTPの想像しているイメージを相手に
伝えるのは困難なもので、多くの
INTPが苦労する部分と言われています。

最終的に彼は注文するのではなく、
自分で音色を作る方にいくのですが、

やはりまずは自分で作って、形にして、
それを見せて、マネしてもらう、という
順番が重要なんでしょうね。

INTPの頭の中にあるイメージをいくら
言葉を駆使して伝えても、限界はある、
ということでしょう。

まずは自分でデモを作って、世界に
見えるようにしてから、相手に
伝える、その順番ですね。

INTPへの教訓4:イメージを伝えるな、見せろ

ある日、輸入レコード店で「スイッチト・オン・バッハ」というレコードを見つけました。シンセサイザーだけで演奏をした世界初のアルバムです。それを聴いて、これなら好みの音色を自在に出せるのではないかと考えたんです。でも、そのアルバムには「モーグシンセサイザー」の一言しかなく、制作者がモーグ博士ということしか分からない。それを頼りにさまざまな手を尽くし、しまいにはモーグ博士本人とも手紙でやりとりをしました。そして、ようやく1台輸入することができましたが、当時の金額で1000万円もしたんですよ。最初から計算があって買い込んだわけじゃないですから、今思うと冒険でした。

ところが、買ったのはいいんですが、届いてみたら、これが単なる「音出し機」。楽器以前の状態だったわけ。ボリュームや音階の調整も全部手動なので「だいたいこのへんだな」と矢印でメモをして音を作っていくしかない。結局、勘に頼りながら、感覚を研ぎ澄ませて調整していくわけですよ。役に立たなきゃ1000万円の鉄くずになっちゃうから「これは何とかしなくちゃいかん」と思って、むちゃくちゃになるよね。収入を得るために作曲もしないといけないけど、まとまった仕事は断らざるを得ない。同じ人からの仕事を2回断れば3回目はまず来ないですね。とにかく時間がなかったし、先も見えなかった。

諦めずに、試行錯誤を繰り返しモーグ博士と
連絡をとった、という点が素晴らしいですね。

また、ここでのインタビューでは書かれてませんが、
その1000万円で買ったシンセサイザーは、日本の
税関で「何の機械だこれは」と止められてしまって、

手続きや軍需品ではないことの説明にすごく
手間暇がかかったそうです。

でも富田さんはそれを全て乗り越えた。

そして手間とお金をかけてゲットした
機械を扱うのにもまた手間がかかる‥

ということですね。

しかしこれは当たり前です。

INTPがやろうとしている事は新しく、複雑で、
困難で前例がないことが多く、楽にはいきません。

必ず手間はかかります。面倒です。

しかし、手間と時間をかければなんとかなる、
ということでもあります。

INTPへの教訓5:人生は面倒で手間がかかる

ガラクタ部屋の中で、プールサイドに置くような折り畳みの椅子で仮眠をとる。起きてはまた作業をする。その繰り返しです。最初のデモテープができるまで、そんな1年4カ月を過ごしました。

当時、見た夢があるんです。真っ暗な岩場のある海を、一人で船を漕ぎ出していく。海の向こうは何も見えない。振り向くと知り合いの顔が見えるんです。手を振っているようだけれども、暗闇の中で人がだんだん減っていく。これから自分の行く先はどこなんだろう……。そういう夢を二、三度見ました。やっぱり半分自信がなかったんですよ。でも、目を覚ますと、そんなことを言っていられないから、また音の調整に取り組む。そのうちに、一つ何か気に入った音が出ると、関連の音が出てくるようになったんです。そこへ行くまでが大変だった。あれは40歳になる頃ですが、よく体を壊さなかったと思います。ああして緊張しているときは風邪を引かないんですね。

この夢の話は、富田さんの逸話の中で
度々出てくる有名なエピソードです。

僕もビジネス始めの頃は、本当に
お金がなく、本当にこんなことしてて、
うまくいくのか半信半疑で、夢で色んな
悪夢のようなへんなものをみましたが、

でも目が覚めるとそんな事いってられないから、
また広告を書いて、なんとか、現実に対応する、
というような生活をしていたので、
(いや、今もですね。いつでもお金はないですし、
仕事は不十分で未達成が山積みですし、
延々とワーカホリックですね。)

すごく共感できる部分になります。

特に去っていった人間を思い出しそうになるけど、
そんなこと言ってられないから、また現実に
戻って、前を向いて仕事をする、その繰り返し。
という部分がまさに、と思ってしまいます。

その期間は体を壊さなかったり、風邪をひかない、
っていうのも分かりますね。。でも、
それがある程度完成すると、
急に身体にくるんでしょうけどね。

1年4ヶ月かけて完成させたアルバムだったんですが、一番ショックだったのは、アプローチをかけたレコード会社が反応してくれないことでした。若いディレクターは「面白いから、ぜひ自分のところで出したい」と言ってくれたので、出来上がったらさぞかし引く手あまたになると考えていたんです。ところが、営業サイドには全く受け入れられない。どのジャンルかわからないし売れるかどうかわからないと言われたのです。事実「スイッチト・オン・バッハ」は効果音の棚に並べられていました。このままではアルバムが出ても「懐かしのSL」の横なんかに置かれてしまう。それは1年4カ月と1000万円をかけてつくった作品にふさわしい場所じゃない。あきらめるわけにもいかないから、必死になって考えました。

出た答えは、「スイッチト・オン・バッハ」を出したレコード会社の担当者に直接聴いてもらうこと。つまりアメリカに行くことでした。偶然が重なって、それが良い形で実現したんです。

非常に重要なエピソードですね。

必死に考えて、最も合理的な作戦は、
シンセサイザーのレコードを出した
会社にもっていくこと、というのは
理屈として極めて正答ですが、
当時としては難解な道だったでしょう。

しかしそれが功を奏して、アメリカで大ヒットして、
それで逆輸入のような形で、日本でも評価される
ようになった、というのですから、そこが
極めて大きなポイントだったことが分かります。

サブ機能ですね。外的直観。

INTPが上手く行かなくなった時、

「新しい場所で新しい人に聞いてもらう」

「新しいやり方で研究成果を発表する」

ということが重要なんでしょう。

それがブレークスルーになります。

INTPへの教訓6:新しい場所で発表しろ

僕がオーケストラの生演奏では満足できずに、それ以上の音を求めていったその追求心の源があるとしたら、「表現したい」ということでしょうね。要するに画家の使うパレットのように、音を使いこなして表現をしたかったということだと思います。シンセサイザーを見て、「どんな音が出るんですか」「何種類ぐらい音が出ますか」と言う人がよくいるんだけれども、それは画家のパレットを見て「このパレットは何色の色が出るんですか」と質問するのと同じだと思うんですね。

それは、チャレンジとかね、人と比較して「あいつがここまで行ったから、おれはどうだ」とかいうことじゃないんですよ。自分はやりたいからやっている。ただそれだけだな。登山家のマロリーが言ったように「そこに山があるから登るんだ」。そういう言い方をするよりしようがない。あるいは、北海道にいるタンチョウヅルが、春を待たずにシベリアに飛んでいっちゃうでしょう。途中の日本海に落ちたら魚の餌になるしかないけれども、それでも海を渡ろうとする。遺伝子のなせるわざなのかな。似ているのかなと思うね

富田さんが仰るとおり、INTP
研究者でもあり、表現者でもあります。

研究と表現がミックスしているんですね。

そして根底にあるのは「不満足」かも
しれませんね。

その内なる「不満足」を解消するために、
「満足感」を得るために何かを表現したい、
ただその前に研究と試行錯誤が必要、

ということなんでしょうね。

最近、僕には楽器とシンセサイザーとの区別がなくなってきたんです。これは電子音楽です、これは楽器です、これは千年も昔の琵琶ですという区別はないんです。だから「源氏物語幻想交響絵巻」のときも区別なく使いました。シンセサイザーの音が入ったときも、みんな気がつかなかったんじゃないかな。

シンセサイザーが扱う電気そのものは、実は自然のエネルギーなんですよ。僕らの生命をつかさどっているのも電気ですよね。心臓が動くのも、洞房結節という発電機から筋肉を動かす電気が出ているからでしょう。

シンセサイザーは、たくさんの装置をつないで電気の波を変えて、それを聞きながらイメージどおりの音をつくっていくものです。もともと自然に存在する電気の習性をうまく利用しているわけで、昔は水車で動かしたと言われるパイプオルガンと比較したら、電気を使うシンセサイザーの音だって自然の音だと思うんですよ。

だって、雷は純粋な電気の音ですからね。その存在は火山活動より早かったんじゃないですか。楽器というのは吹く、こする、たたく、そのどれかで出来ていて、火山活動の音は、まさにそれです。太古の昔、雷が生まれた後で火山活動が始まったわけで、こじつけみたいに思うかもしれないけれども、電気による音楽は最も古典的だということになる。だから、僕は、人工的な楽器だと言えないものはないと思うね。パイプオルガンにしたって、バイオリンにしたって、フルートにしたって、要するに加工していますよね。だから、それぞれを生かせる分野で、楽器なりシンセサイザーなりを使いこなすことで表現範囲が広がると、聴く人も楽しめることになるんじゃないでしょうか。

結局、僕は音について、遺伝子や宇宙と同じように人智を超えたものだから興味を持ったのかもしれませんね。そういう神秘や不思議というのはすばらしい。解明されちゃったら、世の中、面白くなくなっちゃうでしょう。謎のままでもいいんですよね。

そして、誰の心の中にも宇宙は、あるんですよ。

引用はこれで最後になります。

この彼の発言は非常に共感できますね。

おそらく、

「そんな電子音楽じゃなくて、
生の音楽の方が大切だ!」

などということを言われてきたのでしょう。

それで生も電子もクソもない、音は、
同じ物理的現象だ、ということですね。

自然と人工を妙なところで区別せずに、
もっと本質的なところを見ろと、
そういうことなんでしょうね。

彼の仰るとおり、私もこのような
「ズレた区別」「ムダな分離」
「間違った定義」には少し敏感な
フシがあります。

メイン機能の内的思考が大きく、
関与しているのだと思いますが、

このような心理機能の話をしているのも、
やはり一般的な性格の分離、例えば

「男女の分離」
「関東人、関西人」
「血液型での分離」
「陽キャラ、陰キャラ」
「体育会系、文化系」
「理系脳、感覚脳」

などの雑な分離に我慢がならなくなって、
始めている部分が大きくあるからです。

(別にこの16タイプの分離が
ベストだとは思っていませんが、
ベターだとは感じています。)

彼の電子音と自然音をそんなに分けなくても
いい、というのはその辺りが関係しているの
でしょう。

さて、長くなりましたので、
今回はこの辺りで終了します。

さて、今回登場したINTPの教訓を
ここでまとめておきます。

INTPへの教訓1:物理的世界の可能性を見ろ
INTPへの教訓2:最初は人に頼っていい
INTPへの教訓3:情報通の友人を持て
INTPへの教訓4:イメージを伝えるな、見せろ
INTPへの教訓5:人生は面倒で手間がかかる
INTPへの教訓6:新しい場所で発表しろ

あなたがINTPでしたら、ぜひ、今回の
話は参考にして欲しいですし、

あなたがINTPではなくても、
INTPを理解するよいきっかけに
なったのではないでしょうか。

そして、

あなたも興味持ちましたら、富田さんの
作品をぜひ聞いてみて下さい。

最後に、もうひとつ、彼の名曲を
シェアして、終わりにしますね。

それでは。

(紹介しているYouTubeは私とは何の
関係もありません。リンクが切れていたら
申し訳ございません。)