INTJの日本人(有名人)

INTJの日本人の有名人を
まとめてみました。

16タイプで有名人を検索しても大抵は
海外の人物しかヒットしなかったり、
出てくる日本人も、

専門的知識のない素人が診断したもので

「ほんとか?」

と思うものがほとんどだと思います。

そこで誤解や理解不足が起こっている
と感じられますので、ここで、数人
INTJの日本人で知名度が高い方を
紹介しますね。

夏目漱石さん(小説家)

代表作の『吾輩は猫である』『坊っちゃん』
『三四郎』『それから』『こゝろ』『明暗』
などで知られる、

日本を代表する小説家である夏目漱石さんは
明治末期から大正初期にかけて活躍し、
日本の千円紙幣の肖像にもなりました。

小説のみならず、文化評論、英文研究の
分野でも業績を重ね、俳人としての作品も
評価されている彼のエピソード等より、

INTJとして、
興味深いものをピックアップしました。

INTJは頑固者?

漱石の名は、唐代の『晋書』にある故事「漱石枕流」(石に漱〔くちすす〕ぎ流れに枕す)から取ったもので、負け惜しみの強いこと、変わり者の例えである。

漱石という号の由来はこんなところに
あったのですね。

ここでは「漱石枕流」は
「負け惜しみの強い、変わり者」と
説明されてますが、別の文献では、

「負け惜しみの強い、頑固者」
という意味と書いてある所も
あります。こっちの方が
正しいかもしれませんね。

漱石(金之助)は、この言葉が
自分の性格を言い当てていると思い、
漱石というペンネームにしたそうです。

INTJは死ぬまでやる

「君、弱い事を言ってはいけない。僕も弱い男だが、弱いなりに死ぬまでやるのである。」(森田草平への手紙)

私も大好きな漱石の言葉です。

面白いのは、弱いなりに死ぬ気でやれ、
ではなく、

弱いなりに死ぬまでやれ、という部分ですね。

死ぬ気でやるのは当たり前、
それをストップするな、という
ことなのではないかと私は
考えています。

勿論INTJはこれが当たり前になりすぎると、
本当にすぐ死んでしまうので、注意が必要な
ことは勿論になります。

INTJは焦らず図々しく進め

「どうぞ偉くなってください。しかし、むやみにあせってはいけません。牛のように図々しく進んで行くのが大事です。」(芥川龍之介に宛てた手紙)

焦らないが、図々しく、というのがいいですよね。

また偉くなれ、というのもいいですね。

全部INTJの人は参考にするべきだと思います。

INTJは焦らず、しかし図々しく、
牛のように一歩一歩着実に、
偉くなるのが重要なんだと思います。

人の世は住みにくい

「智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。『草枕』

私も何度読んだか分からない草枕の
冒頭の書き出しですね。

理屈で合理的な事を言っても、
シラけた目で見られ、雰囲気が悪くなる、

気持ちに同情してばかりだと、
適切な判断ができなくなる、

エゴや自己主張を通すと、
周りや環境が邪魔してうるさく、
窮屈になる。

何でこんな住みにくい世界にしたんだ!と
イライラしている様子が目に浮かぶようです。

ちなみに私の兄がINTJですが、彼も子どもの
頃よりこの草枕の冒頭が大好きです。

暗き世界を見つめよ

「恐れてはいけません。暗いものを凝って見詰めて、その中から貴方の参考になるものをおつかみなさい。」『こころ』

これも有名なこころの引用です。

暗き世界に目を凝らして何かを発見する‥

INTJの根本だと思いますが、
ここで重要な事は

・恐れないこと

・疑いながら見る

・全てをつかむな

この三点だと思います。

INTJは意外と怖がりなのですが、そこで
勇気を奮い立たせて、今まで目をそらしてきたものを
“見る”必要があるときがあります。

そして信じる気持ち、希望の眼差しで見るのではなく、
疑いながら見ないといけない。

そして、見えてきたもの全てを掴み取ろうと
するのではなく、

今自分に最も重要なエッセンスだけを
掴み取らないといけない。

この3点が特に重要なんでしょうね。

室伏広治さん(ハンマー投げ選手)

ハンマー投げ選手としてアテネ
オリンピックで金メダル、ロンドン
オリンピックで銀メダルを獲得し、

最強のアスリートとして名高い
室伏広治さんも私の主観では
INTJタイプだと思います。

トップアスリートでINTJ?と
不思議に思う人がいるかも
しれませんが、

直観機能がメインでアスリートの方も
たくさんいらっしゃいます。

特にINTJだと完璧超人のような方が
多いです。

室伏広治さんは今ではその競技経験と並々ならぬ知性を
活かして研究やアスリート教育、支援委員会活動などに
取り組んでおられるようです。

彼のインタビューや発言などから
勉強になることをピックアップします。

INTJが成功する2つの秘訣

成功した要因は、期日を決めたことだと思います。新しいことに取り組んでも、「この期間やってみて、成果が出なければやめよう」というふうに区切りをつけていました。自分が納得するまでやってみて、それでも結果がついてこないのなら「これは自分には向いていない」と割り切ろうと考えました。そうやって、期間を決めると、力は出せるものなんです。

INTJの人は参考にしてほしいです。

期日はイコールGoalになるので、
イメージしやすくプランが想像しやすいので
前進しはじめることができるのですね、

後はこの発言ですと、
期日もそうですし、結果がついてこないなら、
やめるという判断基準も重要ですね。

ここはサブ機能(外的思考)での成功と
失敗の基準になります。

膨大な情報から核心的な要点を導く

大学に入ってからはあらゆる専門の先生によく話を聞きに行っていました。体操や水泳など、まったく違う競技の指導者にも話を聞きに行きました。面白かったのは、どの先生に聞いても、「足の裏が大事だ」と言うんです。

→サブ機能の外的思考で外側の先生の意見を聞き、
メイン機能の内的直観で情報を収束する。

そして出したシンプルな答えが
「足の裏」ということなんでしょうね。

外側の客観的に上手くいっている人の意見を
取り入れ、その膨大な知識と情報を集めて、

「その中で要するに一番大事なものは何か」

ということをまとめて核心的でシンプルな
要点を導く。極めてINTJらしい行為です。

次の話も興味深いです。

雨と室伏広治の話

(ある試合を振り返って)あの時はあまりの大雨で1時間くらい延期されたのですが、テントの下で待機していたら、ポーランド人の選手が私に「オマエ、雨は好きか?」と聞いてきました。私自身はそこまで雨に対して苦手意識はなかったのですが、「うーん、これだけ待たせられてるし、どうかなぁ」と何気なく答えたわけです。そしたら、その選手は「オレは雨の時に自己ベストを出したんだ!」と嬉しそうに言うわけです。それが、その選手との勝負の分かれ目だった気がします。実際、そのポーランド人の選手が金メダルを取りました。のちに振り返った時に、「あぁ、彼のように全ての状況を受け入れるということが大事なんだな」と思いました。そして「オレはなんと貧しい心で競技をしていたんだろう」と気付かされました。そこで雨に対する考え方も、ガラリと変わりました。競技中に雨が降った時も、単に「上から水が落ちてきた」というような貧しい考えではなく、「今日はどんな雨なんだろう。しとしと雨なのか、それとも下から湧き出てくるような雨なのか……」と考えるようになりました。

→雨に対するパラダイムシフトという感じで
興味深いお話ですね。

ここはメイン機能の内的直観だと思うのですが、
メイン機能とはいっても、

INTJはどうしても視野や視点が固定されがちです。

結論を出した事や結論が出ている状態では
改めて認識や解釈を捉え直したりしなくなって
しまいがちなんですよね。

ですのでメイン機能を伸ばす、という意味でも
意識的に自由な捉え方を欠かさないのが重要です。

INTJは始まりと終わりを大事にする

物事には必ず「始まり」と「終わり」があって、私の競技人生の「終わり」には、日本選手権というのは良かったんじゃないかなと思いました。一番いいかたちで終わることができたと思っています。というのも、日本の後輩たちと競い合って、目の前で私の「終わり」を見せることによって、「次は君たちの番だからな」というメッセージを語らずして示すことができたのは、あの場しかなかったですからね。

→始まりと終わり。内的直観ですね。

そして終わるためには競い合い(サブ)
が必要。それがメッセージになる。(第三)
そしてそれは語らずして示せる(劣勢)

INTJの全てを含んでいる引退会見での
お言葉だと思います。

INTJは裏切りに敏感

(室伏広治は)中学時代に両親が離婚し、室伏の親権は父が持った。両親の離婚以来母と室伏は絶縁状態であり、室伏も援助を一切拒んだため母は生活保護を受けることとなった。2012年に女性自身が報道したところによると、同年時点で母は15年ほど生活保護を受けているという。本人は女性自身の取材に対して「自分と妹が母と何らかの関わり合いを持つ事は、父親に対して重大な裏切りだと認識しているため、今後も母とは接点を持つ考えはない」という意向を示していた(wikipediaより)

→室伏さんの内側に対してどうこういう
つもりはありませんが、

「裏切り」という言葉にはINTJらしさを
感じてしまいました。

自分だけではなく妹さんも関係を
もってほしくはない、持つべきではない、
という部分も色々と考えさせられます。

米津玄師さん(ミュージシャン)

1991年生まれの米津玄師さんは現代を
代表する音楽家で、2009年前後よりボカロP・
ハチとしてインターネットを中心に活動したあと、
2012年に本人名義のアルバムでデビューしました。

作品の中でも2018年発表の「Lemon」は、
フィジカルとダウンロード累計で250万セールス
超えを記録し、2年連続でのビルボード年間
チャート首位を記録し、自身最大のヒット曲
及び2018年最大のヒット曲となりました。

彼のインタビューなどより
勉強になる言葉を抽出し、紹介致します

INTJは同志が必要

5月29日、ユニバーサルシグマからメジャーソロデビュー。米津はメジャーで活動する必然性を感じていなかったが、それまで1人で作品を作っていたことに対し「自分が作る音楽にちゃんと理解があって、同じ熱量で同じ方向を見てくれる人とモノを作るっていうのが一番正しい姿」という考えからで、たまたまそれに該当する人が、メジャーにいたからだと語っている

非常にINTJらしい言葉ですよね。

INTJは仕事上では必ず”仲間”が必要なんですよね。

同志であり、仲間であり、パートナーであり、
組織のメンバーが必要なのです。

馴れ合いではなく、同志として必要なんです。

INTJが進みたい方向、見たい未来の世界は
今と乖離しすぎていて、ひとり個人の力では、
絶対に達成できないことを知っているのですね。

だから仲間が必要。そしてそれは
仲良しグループではなく、あくまで仕事上なんですよね。
仕事だったり、同じビジョンへ進む同志。

仲間は、

INTJがビジョンを達成するために
とても重要なキーワードです。

INTJは裏道が好き

裏道が好き。自分の肩幅くらいの道を見つけるとテンションが上がる。道として存在するけど、誰も見向きしないようなものはここは通ってやらなければならない、というようなそんな気持ちになる(めざましテレビより)

これは私の印象では彼のINTJのメイン機能の
内的直観が強く出てる発言のように思えますね。

内的直観は光と影に注目します。
表舞台と隠された裏側に注目します。
そして闇の中の一本の道に注目します。

彼が狭い道をメイン機能で”発見”すると、
通ってやらないといけない気持ちになる、
というのはサブ機能の外的思考が
作動しはじめるのでしょうね。

だから、その通ってやらないといけないは、
自分の個人、自らの気持ち、意思ではなく、
誰かに命じられていたり、大きな宇宙の
意思に従っている印象何だと思います。

INTJは概念の歴史に興味がある

「普遍的なものを作ることを軸に、日本人だからこそ、J-POPとして音楽を作りたい」と語っており、歌謡曲など先人が積み上げたものをひもといて、歴史に根ざしているものを取り入れて音楽に反映することを考えながら作業をしており、10代から50代の幅広い世代から支持されていることから「このやり方は間違っていなかったんだ」と語っている

INTJは概念の歴史に興味を持ちます。

そしてそこからアイデアを抽出します。

米津玄師さんもJ-POPの歴史の中から
凝縮されたエッセンスを抜き取って、
それを継承した作品を作る、という
感じで制作を行っているのでしょうね。

菅田将暉さん(俳優、歌手)

波に乗っている若手俳優の一人である
菅田将暉さん。仕事は俳優業の他に歌手、
声優業などにも伸びており、人気は
とどまることをしりません。

これからの活躍も楽しみな彼の
インタビューなどよりためになる
発言をピックアップしてみました。

INTJと認識の試行錯誤

自分の父親に対して、実はずっと苦手意識がありました。僕の人生は父との向き合い方で形成されているといっても過言ではない。いや、よくある思春期の衝突です。『親父と同じ空間にいたくない』って、僕がぐずってぐずってふてくされて、もうらちが明かないというとき、母にこう言われたんです。『お父さんはああいう人だから、それが嫌ならあなたが変わりなさい』と。初めは理不尽に感じたけど、いざ実践すればそのとおりで、父には父の信念があり、愛情があると理解できるようになった。あの試行錯誤がなければ今はない。歳を重ねて父との仲が深まった今、心から感謝しています

→すごい学びになる話ですね。
特にINTJの方は是非聞いて欲しいです。

外側を変えたい!変えなければ!
あれはダメだ!おかしい!と思った時に、
自分が変わる事はできないかな?

とワンクッション置いて考えてみる
だけですごくラクになることは
多いのではないかと思います。

まず自分が見る視点を変えてみる、
で、その後その対象にまだ不満が
ある場合はその”移動した視点”から
フィードバックする、という順番が
重要になってきます。

心理機能的な話をすると、サブの
外的思考と第三の内的感情がまだ
未熟な状態だと、こうなりやすい
のでしょう。

サブが伸びないと、

主観の中で外側をコントロールしようと
するので、外側が変わってくれない、
で、さらに不満が募る、、という
ループに陥ることになってしまいます。

INTJと2つの表舞台

「音楽を仕事として成立させうる強力な仲間と出会えたこと、歌手業を始めた理由はそれに尽きます。でもそれ以上に、俳優業だけでは満たされない何か…それを埋めてくれるものが必要不可欠だと感じていました」

「表舞台で、自分が遊べるところをつくらないと壊れてしまうという感覚がありました。必死に働いている人は皆同じだと思うのですが、仕事のストレスは仕事場でしか解消できない。どれだけ素敵な恋人がいても、どれだけ心躍る服をそろえても、仕事の苛立ちや悔しさが晴れることはない。そういう意味で、僕には音楽という表現の場が必要だったんです」

菅田将暉さんは俳優業に加えて最近では
歌手業も始めていますが、その理由を
聞かれて答えたインタビューです。

そして非常にINTJにとって
重要なことを仰っていると思います。

サブ機能を伸ばすのは重要なのですが、
決して第三を置き去りにしていいわけ
でもありません。

第三の内的感情を排除しすぎて、
サブがエスカレートしすぎると、
INJはイメージ的に、ムダがなく、
仕事中毒ワーカホリックの

“完璧なプロフェッショナル”
になります。

これは決していい状態ではなく、
社会的な評価はどんどん上がり、
仕事は上手くいくのですが
自我がどんどん抑圧されてきて、

心が崩壊して自分が何者か分からなくなり、
命を絶ったりしてしまうのです。

彼はそれに気が付いて俳優という
プロフェッショナルの場以外の、
自己表現の場として音楽を求めたのでしょう。

自分個人と向き合えて、第三機能の
内的感情を表現できる場を用意し、
プロフェッショナルの仕事の息抜きに
しようとしているのだと思います。

とても賢明な判断でしょう。

10のエッセンス

INTJの著名人の方のお話を伺って、
出てきたレッスンをINTJさんへの
ワンポイントアドバイス式に
まとめまてみますと、

・エッセンスを抽出しろ
・図々しく生きろ
・核心的な要点を見つけろ
・暗き世界に光がある
・膨大な情報を認識しろ
・あらゆる分野の先生に聞け
・始まりと終わりを大事にしろ
・同志を見つけろ
・歴史を学べ
・エゴを出せる場をもて

などになります。

参考にしてみてください。

以上、
INTJの代表的な日本人の有名人
でした。

更にINTJの有名人を知る方法

あまりいっぱい紹介しても
長くなりすぎるのでこの辺で
ストップしておきます。