内向・外向の違いを理解する – 自分らしさを肯定するために

こんにちは。今日は「内向・外向」について話していこうと思います。
16タイプやMBTIの話を初めて聞く方も多いと思いますが、まず最初に伝えておきたいことがあります。それは「どちらが優れているということは全くない」ということです。内向にも外向にも、それぞれの長所があって、それぞれの注意点があります。だから、自分がどちらかを知ったときには、それを誇ってほしいと思います。
一般的なイメージはおおむね正しい
内向・外向について、あなたもなんとなくイメージを持っているかもしれません。

「内向的な人」というと、少し大人しくて、家にこもりがちで、根暗な感じ。「外向的な人」というと、明るくて、積極的で、社交的な感じ。
実は、この一般的なイメージで7割から8割は正解なんです。だから、そんなに難しく考えすぎなくていい。あなたが「内向的な人ってこういう感じだよね」「外向的な人ってこういう感じだよね」というイメージをある程度持っているなら、それを疑わなくても大丈夫です。
専門的に見ると「注意の方向性」の違い
もう少し専門的に説明すると、内向・外向というのは「注意の方向性」の違いなんです。
内向は、自然と内側に注意を向けます。
外向は、自然と外側に注意を向けます。

ここで大事なのは「自然と」という部分です。意識的に命令を出さなくても、普通に生きていると自然とそうなってしまう。それが内向・外向の違いなんです。
もちろん、内向の人も外向性を発揮することはできます。外向の人も内向性を発揮することはできます。両方あるんです。ただ、自然な方、優先する方がどちらかということです。
内向は「自己完結的」
内向について、もう少し詳しく見ていきましょう。
内向は、簡単に言うと「自己完結的」なんです。悪い言い方をすれば「自己満足的」とも言えるかもしれません。

どういうことかというと、内向の人が何かを考えたり、何かをやろうとしたりするとき、それが全部自分の中で完結するんです。外的な社会に何の結果も直接的には及ぼさない。外とコンタクトを取ることも、もちろん考えたりするんですけど、それはプラスアルファなんです。絶対に必要というわけではない。
分かりやすく言えば、内向は「中のことで忙しい」んです。
外がどう思うか、外側の社会とどう絡むか。それはもちろん存在しているのは知っているし、時々は面白かったり楽しんだりもします。自分の興味がある範囲で対応したり、積極的に働きかけたりもします。でも、それがメインではない。それが前提ではない。それがないとやってられないというわけではないんです。
外向は「外と絡むのが前提」
一方、外向は違います。
外向は、外と絡むのが前提なんです。

外っていうのは何かというと、他者です。社会です。自分や自分たちがいて、その外側にある「他」とどうコンタクトを取っていくか。それが外向の注意関心のメインなんです。本当に。
自分の国や家があって、そこから外に出て、他の人に会ったり、他の場所に行ったり、他の集団と絡んだりする。そのイメージです。外向は、その外側とどう絡んでいくか、どう対応していくか、そこにばっかり注意が向いているんです。
常に外にいるというわけではありません。家でぼーっとしていたとしても、注意はそこに向いている。そういう話です。
それぞれの利点と注意点
外向の利点
外向の方が、社会的に見たときに「まとも」というか、難が少ないというのはあります。
なぜかというと、外と絡むことが意識の焦点だから、社会対応や外との対応について、ある程度は無難にこなせるんです。危なっかしくないし、頼りなくない。
外向の人たちは、社交的な未熟性を結構気にします。自分の客観的な外向性や社交性が、ある程度未熟だと、やっぱりダメだと思うんです。カッコ悪いし、ダサいし、自分も不安になる。だから、そこを気にして、ちゃんとできるようにしようとします。
内向の注意点と強み
内向は逆に言うと、外との対応はあまり優先事項ではありません。
もちろんやるし、必要があるからやるし、上手にできるところもあります。でも、必ずどこか見落としがあったり、危なっかしいところがあったりします。「大丈夫かな?」と周りが心配してしまう部分が出てくる。
なぜかというと、内向はそこまでそこを重視していないからです。外にどう思われるか、外と対応してどういう環境を築くか。それがそんなにメインではない。
もちろん、内向の人にも「ここは社会と関わりたい」「ここは外と交わりたい」というポイントはあります。でも、それ以外のところは、結局あまり優先順位が高くないんです。だから結果的に、「外にどう思われてもいい」みたいなところが出てきてしまう。
でも、これは悪いことばかりではありません。
内向は自己完結できるんです。 それだけ外に面倒をかけないとも言えます。
そして、内側のことにじっくり向き合うというのは、結果的に主観が強化されます。主観が強化されたら、常識とはズレが生じるかもしれません。でも、それが結果的に独創性につながってくるんです。
常識とのズレが大きかったら、社会的な対外性の無難さは失うかもしれません。でも、その分、独創性のところにフォーカスできる。それが内向の強みなんです。
報酬について考える
もう一つ、内向と外向の違いで面白いのは「報酬」に対する考え方です。

外向は、基本的に外的報酬が必要なタイプと言えます。
外的報酬というのは、お金だけじゃありません。評価されること、目をかけてもらうこと、友達が増えること、新しい刺激や体験ができること、いろんな人と話せること。そういうものです。
外向は、そういう外的報酬が前提で動いているんです。前提で動いているというと、すごく貪欲な人みたいに聞こえるかもしれませんが、そういうことではありません。それが当たり前なんです。自然なんです。
一方、内向は報酬面の優先度が少ないんです。
分かりやすい例を出すと、バリバリ働くサラリーマンと専業主婦を考えてみてください。(もちろん、専業主婦が全員内向というわけでは全くありません。あくまで分かりやすい例です。)
サラリーマンは、外でバリバリ働いて、充実感もあるし、自分の力で稼いでお金ももらえるし、友達や知り合いも増えるし、飲み会とかも楽しい。そういう外的報酬をいっぱいもらえます。
専業主婦は、家で家事をしていても、そういう外的報酬の見返りは少ないわけです。直接的には、友達が増えるわけでもないし、評価されるわけでもないし、収入が増えるわけでもない。
でも、それでも頑張れる。報酬が少なくても頑張れる。それは、ある意味、社会にとってありがたいことなんです。尊いことなんです。
内向は、そういう外的報酬があまりなくても大丈夫だから、独創性が伸びる。それが利点なんです。

内向と外向、どちらも大切
ここまで読んで、「外向の方が良さそうだな」と思った人もいるかもしれません。
でも、違います。
外向の方が社会的に無難で、頼りがいがあって、信頼感があって、そういう働きかけができる。それは確かです。でも、内向の自己完結できる力も、社会には必要なんです。
外と絡むことが前提の外向だけでは、社会は成り立ちません。中のことにじっくり向き合って、独創性を発揮する内向も、同じくらい大切なんです。
自分のタイプを誇ろう
あなたが内向だったとしても、外向だったとしても、それはどちらも素晴らしいことです。
内向の人は、自分の内側を大切にして、独創性を発揮できる力を持っています。
外向の人は、外とうまく絡んで、社会に積極的に働きかける力を持っています。
どちらが優れているということは、全くありません。
だから、自分のタイプを知ったら、まずそれを誇ってください。褒めてあげてください。自信を持ってください。
逆の方から見たら、羨ましいこともたくさんあるんです。内向も外向も、それぞれの良さがあるんです。
まとめ
内向・外向の違いは、「注意の方向性」の違いです。
- 内向は、自然と内側に注意を向ける。自己完結的で、中のことで忙しい。報酬が少なくても頑張れて、独創性が伸びる。
- 外向は、自然と外側に注意を向ける。外と絡むのが前提で、社会対応が無難。外的報酬が必要で、社交性を大切にする。
どちらにも利点があり、どちらにも注意点があります。そして、どちらも社会には必要です。
あなたがどちらのタイプであっても、それはあなたの強みです。自分のタイプを理解して、それを誇りに思ってください。それが、自分らしく生きるための第一歩なんです。
*参考(他のアルファベットについて)


