秩序(J)・カオス(P)の違いを理解する – あなたが自然と向かう状態

こんにちは。今日は「秩序・カオス」について話していこうと思います。
内向・外向、感覚・直観、思考・感情と来て、今回は最後の指標、JとP、つまり秩序とカオスの違いについてです。
一般的には、「判断と認知」とか「秩序と自由」とか、いろんな言い方がされています。でも、僕は「秩序とカオス」という言い方が一番分かりやすいと思っているので、そう呼びます。
この指標は、実はすごく面白いんです。自分のタイプを知った人が、一番「え、そうなの?」と驚く指標でもあります。
まず最初に:言葉の説明
JとPは、英語の頭文字から来ています。
- Jは、Judging(判断)
- Pは、Perceiving(認知)
でも、英単語はどうでもいいんです。大事なのは、それぞれが何を意味するかです。
僕は、**Jを「秩序型」、Pを「カオス型」**と呼んでいます。
カオスっていうと、「混乱」とか「混沌」みたいな意味で、ちょっと言い過ぎな感じもあるんですが、分かりやすいので、この呼び方を使います。
分かりやすい見分け方:「固い」と「柔らかい」
まず、一番分かりやすい見分け方を教えます。
J型は「固い」、P型は「柔らかい」。

J型の人は、固い感じがします。しっかりしている。信用性がある。押しが強い。
P型の人は、柔らかい感じがします。グニョンとしている。しっかりしていない。押しが弱い。
身体的な特徴も違う
実は、身体的な特徴も違うんです。
J型の人は、目や口がしっかり開いたり閉じたりしている。 力がある感じがします。
P型の人は、目が半開きだったり、口が半開きだったりする。 眠たそうに見えたり、力がない感じがします。
キャラの濃さも違う
もう一つ面白いのは、J型はキャラが濃い、P型はキャラが薄いということです。
グループの中で、J型の人はキャラがしっかり定まっている感じがします。存在感があります。
P型の人は、グループの中で中心になりにくい。キャラが薄い、定まっていない感じがします。
J型とP型の本質:「固める」と「緩める」
それでは、もう少し本質的な話をしていきましょう。
J型は「固める」
J型は、一言で言うと、固めるんです。
固定させる。しっかりさせる。秩序化する。

J型の人は、普通に生きていると、自然と秩序化された状態に向かいます。意識的にやっているわけじゃありません。普通に生きていると、普通に全部固めてしまうんです。
秩序化された状態というのは、どういうことかというと、目的を固めて、整備準備して、ルールを作って、信用できる状態にする、ということです。
J型は、信用できる状態を目指しているんです。根本的に。
信用できるというのは、外側から見て信用されやすいということもそうだし、自分が自分のことや自分のやっていることを信用できる、ということも含まれます。
頭で考えているわけじゃなくても、無意識で、全部固めていく。そういう感じです。
P型は「緩める」
一方、P型は、緩めるんです。
固めない。柔らかくする。

P型の人は、普通に生きていると、自然と全部ちょっと緩めてしまいます。固まりそうなのを、「ああっ」と言って、またぐちゃぐちゃに戻したりとか。
結果的に、カオス、つまり混乱、未整備、無秩序、ランダムな状態を作ります。何も決まっていない、固まっていない状態です。
P型は、統合される状態を嫌うんです。
統合されるというのは、何かにまとめられる、固められる、ということです。特に、作為的にさせられる状態を嫌います。
僕の場合(INTP・P型)
一番分かりやすいのは、僕です。
僕はINTPで、P型なんですが、固めないんです。
僕の話やセミナーを聞いていても、そう思うと思います。「あ、固めないな」って。
固めないから、話も明確に「こうだ、こうだ」と言わない。固めないからこそ、逆に分かりづらいところがあります。「もっと固めてほしい」と思う人もいると思います。
特に、J型の人は、僕の固めない話し方に対して、やっぱりちょっと困ります。迷惑をかけていると思います。「やめてください。固めてください」と言っているわけじゃないですが、ちょっと困っている感じです。
だから、ちょっと申し訳ないなと思うんですが。
なぜ固めたくないのか
僕は、自然と固めたくないんです。
固めるって、やっぱりどうしても作為的なんですよ。
固まるというのは、自然界で固まることもあるかもしれませんが、もう少し固まるというのは、人力というか、作為的というか、力を入れてやらないといけない部分があると思います。
だから、ちょっと微妙に自然じゃない状態ではある。
それを僕はちょっと嫌っているんです。固まって決めていることとか、固く固く信じていることとか、それはやっぱり作為が入っている。
作為が人生にいらないということを言いたいわけじゃありません。でも、無作為の状態の方が、やっぱり興味がある。僕と、そのP型というのは、基本的にそうなんです。
P型は秩序を作るのが苦手
もちろん、P型も秩序化をすることはあります。
全部緩めたら、どうにもなりませんよ。何も始まらないし、セミナーも終わらない。だから、秩序化を使うことはあるんです。
でも、P型が秩序化をやろうとすると、苦手なので、やりすぎたり、秩序に頼りすぎたり、自分ができもしないルールを作ったり、みんなにできもしないことを押し付けたりすることがあります。
本当に僕もそうです。
逆の方は、結構普段使っていないし、あまり優先しないので、未熟なんです。
J型の特徴と強み

J型は秩序を作るのが上手
J型の人は、秩序を作るのが上手です。
そして、秩序の限界をよく知っているんです。
ここまではいいけど、これ以上やったらやりすぎ、とか。秩序を作りすぎると、むしろカオスになる、とか。そういうことを知っています。
だから、J型は秩序を作るのが得意なんです。
J型は集合的な判断基準を持っている
J型は、集合的な判断基準を持っています。
集合的な判断基準というのは、すごく分かりやすく言うと、集団的な判断基準です。
個人じゃなくて、集団になった時に通る判断基準。
J型は、それに信用を置いています。信用性がないものは、やっぱり使えないので。
別に、個人的な価値観や個人的な判断基準を嫌いだというわけじゃありません。でも、結局、J型というのは、最終的には社会をよくしていきたいという根本的なニーズがあるんです。
すごく真面目な人で、偉い人だと思います。本当に。
だからこそ、集合的な、集団的な判断基準が、力を持つんです。社会性というのは必要なんです。やっぱり、信用性というのは非常に重要なので。
J型は押しが強い
J型の人は、押しが強いイメージがあります。
しっかりしている。信用できる。固い。そういう感じです。
P型の特徴と強み
P型はカオスを作るのが上手
P型は、カオスを作るのが得意です。
ちょっと秩序の中に、さりげなくカオスをこうやって入れて、ちょっとこうなって、なんか面白くしたり、雰囲気を和らげたり、ちょっと緩めたり。そういうのが結構上手にできます。
そして、カオスの限界も知っているんです。
これ以上やらない、という限界を知っています。カオスばっかりやっていたら、本当にもうどうしようもない人間になるというのは、分かっているんです。
だから、結構、さりげなくカオスを作れる。それがP型の強みです。
P型は集合的な価値観を無視する
逆に言えば、P型は、集合的な価値観を無視する傾向があります。
僕もそうです。集合的な価値観を無視した話をしてしまいます。だから、結構分かりづらさが出てしまうところはあると思います。
P型は、信用性というか、もっと統合される状態を嫌うんです。
作為的にさせられる状態を嫌います。
P型は押しが弱い
P型の人は、押しが弱いです。
別に押す必要は、みたいな感じ。柔らかい。しっかりしていない。そういう感じです。
J型とP型、両方とも必要
ここまで読んで、「J型の方が社会的にしっかりしていて良さそうだな」と思った人もいるかもしれません。

確かに、J型は秩序を作り、信用できる状態を作り、社会をよくしようとします。それはすごく大事なことです。
でも、P型も必要なんです。
J型は、ずっとこう、社会のために真面目に考えて、一生懸命頑張って、秩序を立てて、信用性を持てる状態にして、いろいろ頑張っています。
でも、J型はJ型で、しんどいんです。
固まって、固まって、固まっていくと、やっぱりガチガチになってしまいます。
だから、それをP型がちょっと緩める。「意外とできてなくていいよ」という風に言う。それが、P型の社会での役割なんじゃないかと思います。
J型をちょっと癒す。緩める。
僕もこうやって話していても、一般的にこうかな、こうかな、と思っているところを、「あ、違う。こういう考え方もあるんだ」とか、「別にこのタイプって絶対そういうわけじゃないよ」という感じで、固まっているのを結構崩すことしかしないんです。
それは確かに、「あ、こうこうだと思って信用していたのに、信用できなくなった」ということもあるかもしれません。でも、「あ、そう、なんか固く考えなくてもよかったな」という、そういう意味での新しい視点、癒しみたいなものを、提供できているかなと思います。
頭と心のちょっと体操というか、頭と心をちょっと微妙に柔らかくする手伝いができているかなと。
だから、P型の方も、そういう意味では、社会的存在意義がないこともないのかな、と最近思います。
逆の方向性は苦手
もちろん、J型もP型も、逆の方向性を使うことはあります。
でも、逆の方向性は苦手なんです。
J型がカオスを作ろうとすると
J型の人は、カオスを作るのが苦手です。
カオスで遊ぼうぜ、とか言って、「ああっ」と言って、緩くやろうとか言っても、なんかやりすぎになったりします。
その限界を知らないんです。ここまででいいよ、というのがない。
「カオスやれよ。カオス」とか言って、「カオスやるからな」とか言って、「ここ自由だから」とか言って、「もう何でもあり」とか言って、むしろ何でもありにしなさい、みたいな秩序を押し付けてしまう。
露骨になってしまうんです。派手にやってしまう。
だから、苦手なんです。自分をカオスにさせるのも苦手だし、カオスな環境を作るのも苦手です。
P型が秩序を作ろうとすると
逆に、P型が秩序を作ろうとすると、これまた大変なことになります。
こうやる、とか言っても、いや分からないんですけど、とか言ってしまう。
固めたくないし、固まってほしくない。みんなの考えの中でも。
P型は、固めると完全にこうなんです、みたいに固められるのも結構苦手です。
僕もセミナーの解説とかでも、結構はっきり明確なことはあまり言わないと思います。
「こうこうこうで、こういう時はこう言ったらこうで、Jだから、Pだから」とか、なんかあまりそういうはっきりしたことを例として出したくないし、明確な説明もしたくない。
いろんな言葉を使って、何か微妙にぼやかしていると思います。
別に自然と無意識にそうなってしまっているんですが、それは僕のやっぱりそのP的な特徴が非常に出ています。
すごく固めたくないんです。僕の考えが固まっているという風に思われたくないし、みんなの中でも固めたくない。
だから、非常に申し訳ないところもあるかもしれません。
要するに、「こうなんですよ」と言って、分かりやすく明確に表したら、非常に分かりやすいところもあると思います。でも、それはすごく固まってしまうから、すごく嫌なんです。
だから、いろんな言葉で説明したり、いろんなニュアンスのことを出したりしています。
一般的に使うような表現も使っていないと思います。「Tはロジックで、Fは感情だよ」とか、そういう一般的な言葉も使っていない。
そうすると、それを出すと、みんなの中で、「ロジック、やっぱりロジックなんだね、ロジック、ロジック」と言って、なんか固められてしまう感じがあって、非常にそれをしたくない。
みんなが「こうかな」と思っていたのを、「違う、そうじゃないかもしれない」と言って、和らげる。凝り固まりそうな頭を。
「16タイプってこうなんだ」とか、「Sはすごく単純で、Nは高度な人間」とか、そういう風に考えているとしたら、それを和らげて、「違う、そうじゃないかもしれない」と言う。
「じゃあ何なんですか? 固めてくれよ」というのはあると思います。もちろん、それはあると思います。
でも、それができないのが、P型なんです。
自分がどちらか分からないときは

もし、自分がJ型かP型か分からないときは、こう考えてみてください。
「自分は固い感じか、それとも柔らかい感じか?」
固いというのは、しっかりしている、押しが強い、信用できる、ということです。
柔らかいというのは、グニョンとしている、押しが弱い、しっかりしていない、ということです。
「自分は(自然と、無自覚に)物事を固めているか、それとも(自然と、無自覚に)緩めているか?」
固めたいというのは、秩序化したい、ルールを作りたい、信用できる状態にしたい、ということです。
緩めたいというのは、作為的な状態を嫌う、統合されたくない、固まってほしくない、ということです。
もちろん、これだけで判断するのは危険です。でも、一つの大きなヒントにはなります。
まとめ:JとPの違い
秩序・カオスの違いは、「固める」と「緩める」の違いです。
- **秩序(J)**は、固める。秩序化する。信用できる状態を目指す。集合的な判断基準を持つ。固い感じ。押しが強い。しっかりしている。キャラが濃い。カオスを作るのは苦手で、やりすぎになる。
- **カオス(P)**は、緩める。固めない。無作為の状態を好む。統合される状態を嫌う。柔らかい感じ。押しが弱い。しっかりしていない。キャラが薄い。秩序を作るのは苦手で、できもしないルールを作ったりする。
簡単に言えば、J型は「固い」、P型は「柔らかい」。これが究極の見分け方です。
どちらが優れているということはない
J型とP型、どちらが優れているということは、全くありません。
J型がいなかったら、社会は信用できない状態になります。秩序がなくなり、何も固まりません。目的も達成できません。
P型がいなかったら、社会はガチガチに固まります。柔軟性がなくなり、しんどくなります。
J型は、秩序を作り、信用できる状態を作り、社会をよくしようとします。
P型は、カオスを作り、固まった状態を緩め、J型を癒します。
どちらが欠けても、社会は成り立ちません。どちらも必要で、どちらも素晴らしいんです。
最後に
あなたがJ型であっても、P型であっても、それはあなたの強みです。
J型の人は、秩序を作り、信用できる状態を作る力を持っています。
P型の人は、カオスを作り、固まった状態を緩める力を持っています。
どちらも素晴らしい。それを忘れないでください。
自分のタイプを理解して、それを誇りに思ってください。そして、逆のタイプの人の良さも、理解してあげてください。
J型とP型、どちらも必要で、どちらも価値があるんです。
*参考(他のアルファベットについて)


