16タイプと5教科の成績

あなたは学校の勉強は得意でしたか?

国語、数学、理科社会、英語など、
小学校、中学校、高等学校での
あなたの各教科での成績はどうでしたか?

私はあなたもご存知の通り、心理機能を
実社会に活用していくための活動を
1年ほど前から始めています。

その中で特に私が関心があるフィールドの
ひとつに教育現場があります。

それぞれのタイプが学校の成績に関して
どういう風に苦労するのか、そして
どうしたらそれを1ミリでも改善できるのか、

今の教育方法がベストからほど遠いのは
重々承知していますが、実際問題は教育など
大きなフィールドを変化させることはとても
難しいし、時間がかかる行為です。

現実的に1ミリでも理想に近づけるために
心理機能16タイプの知識を活用していければ
と日夜頭をヒネって考えている所です。

学校の成績や教科の好みについて、
今まで知り合いやコメンテーターの方など
色んな方にガンガン聞いてきてきました。

ここ数日も、お礼参りで出会う方々に

「学校は好きでしたか?成績はどうでした」

などとぶしつけに質問し、色々と興味深い
回答を頂いてきました。

学校の成績と心理機能の関係性

そんな長年の質問と回答の経験と
データがある程度溜まり、

学生時代の勉強の成績と心理機能の
興味深い傾向が浮かび上がりました。

このタイプやこの機能を強く使っている人は
この教科の成績が良く、逆にこの教科の成績が
悪い、など不思議な傾向が見えてきたのです。

それを今回あなたにも
ざっと全体像をシェアしますね。

なお、あくまで今回は小学校、
中学校、高等学校の段階の話です。

今回成績の良し悪しの大まかな傾向を
シェアしますが、だからといって、
学校時代の成績が高い傾向が強いタイプが
この教科の学者に向いている、とか、
そういう話ではありません。

高レベルの段階や研究のステージに入ると、
話は様変わりすることをご了承ください。

また、

今回は教科の”好き嫌い”ではなく、
成績についての話がメインです。

もちろん成績と好き嫌いは相関性が
強くあるのは間違いないですが、
ピッタリ一致するわけでもないです。

(例えば私は中学以降は科目でいうと
数学に最も興味がありましたが、成績は
やたら高成績だったり、かと思えば
平均以下だったりバラツキが大きくありました。

逆に英語や社会はどちらかというと興味が
薄かったですが、基本的にかなり上位層の
成績をキープしていました)

好き嫌いの話も踏まえますが、
基本的には成績の良し悪しで解説
していることを注意してください。

では早速いきます。

■国語


国語は最もテストの点数のバラつきや
隔たりが少ない科目と言われています。

が、当然、成績の良し悪しには差があります。

心理機能で見ると、Nタイプ(直観型)の
成績が若干高い傾向があります。

国語など言語を扱う分野は目に見えない
抽象的な分野なので、目に見えない世界に
フォーカスする直観機能が強いタイプが
強いというのは納得がいきます。

ただ漢字の書き取りは明らかにSタイプの
方が成績が良いですし、文法など単純な
システム面もそうかも知れません。

また、古文や漢文が出てくると、また、
別の傾向が出てきます。

漢文はともかく、古文の成績は内容感覚や
内的直観機能が強いタイプが若干良いという
データが出ています。

古文は過去に関係が強いです。

よって過去に関係が深い両機能が強いタイプは
若干興味をもちやすい傾向があるのでしょう。

ちなみに私は国語に関しては抜群に成績が
良かった記憶があります。

自慢になってしまいますが、中学時代は
7クラスの中で、学年トップを争っていました。

(ちなみにライバルは小説家かなんかの娘で
国語の成績に命をかけていた文学少女)

ただ、漢字や細かい文学は大の苦手でした。

大抵、そこでミスって、2番か3番に終わり、
ガッデムと歯ぎしりしていた記憶があります。

私は何故か漢文は好きでしたが、古文は
そこまで好きではありませんでした。

■数学

数学というと思考機能が関係が深いと
誤解してしまうと思いますが、実は
少なくとも義務教育くらいまでの段階では、
あまり思考機能は関係ないです。

それよりも重要なのは国語同様、
感覚(S)、直観(N)の差です。

基本的には中学2、3年くらいまでは
明らかに感覚タイプの方が成績が良いです。

というより、直観タイプが手こずっている
傾向が明らかにあります。

単純な計算問題や、簡単な公式を使う問題に、
直観型はいちいち意味や解釈や深い説明を
必要として、まごつきやすいのでしょう。

シンプルに見た通り、あまり意味など考えずに
ぱっ、ぱっ、と単純に当てはめることができる
感覚機能が強いタイプが少なくとも中学段階
までは成績が上位になる傾向があります。

が、それ以上にいくと、また話は変動します。

証明問題や微積分や図形、シンボルを多用する
高度な数学の世界に入っていくと、今度は
抽象的な思考力が必要になっていきます。

すると、今度は感覚タイプが苦戦します。

これは感覚タイプは注意したほうが良さそうです。

私の友人などでも感覚機能がメインに入っているタイプ、
ISTJISFJESTPESFP)が多いのですが、

彼らによくある特徴として、大学などで理系に
進むのですが、そこでかなり苦戦して、逆に
数学嫌いになってしまう傾向があります。

中学くらいまで数学が得意なので、そういう
選択をしがちだと思うのですが、これは
注意したほうがいいように思えます。

(特にESFPISFJ

ちなみに私のESFPの弟も、中学1年くらいまでは

「オレは数学最強だぜ!他の教科は嫌い!
数学は一番つええ!楽勝!」

とドヤ顔で自信満々で鼻息荒く主張してましたが、
(それでもテストの点数は大した事なかった)
2年生くらいになってからは、数学が大嫌いになり、

「学校で好きな時間は給食と体育だけ!
ほかはいらない!ずっと寝てる!」

と変な事を言い出し、数学の時間はずっと
落書きしてるか、窓の外の鳥を見てるか、
机に伏してぐうぐう寝てるかでした。

私は逆に単純な計算や方程式など代数学っぽい
数学は苦手で興味ももてなかったし、成績も
高くありませんでしたが、

学ぶ数学が図形や空間を扱う幾何学的な分野に
入っていくとやたらと興味をもって、そればかり
ずっと勉強していた記憶があります。

■理科

理科も数学同様に思考機能が関係が深そうに
思われると思いますが、やはり、重要なのは
感覚と直観の差です。

(もちろん高度な分野に入ると変わります)

やはり初期段階は感覚機能が強いタイプの方が
成績が上になる傾向が若干あります。

理科の中のカテゴライズとして、
物理、化学、生物、地学などがありますが、

五感でタッチしづらい分野になればなるほど、
Nタイプが興味をもつようになり、成績も
上位になるように思えます。

具体的に言うと、物理学などは明らかにN型の
方が得意な傾向が見て取れます。

それからやはり思考機能の強弱も早い段階で
関係してくるのは間違いないでしょう。

理科(科学)の成績が上位になるのは、
明らかに思考タイプが多いです。

特に高校初期くらいまでは思考メインで
感覚サブのISTPESTJが成績トップ層に
多いように思えます。

ちなみに私の祖母(ESTJ)は元中学の
理科(生物)の教師です。

彼女は80歳を超えた今でも勉強会には必ず
欠かさず1秒も遅れず出席してます。

道端に生えている草は興味深ければ、彼女は
必ずとって摘んで、家の庭に持ち帰ります。

やたらと元気で口うるさい変な婆さんです。

私の同年代の知り合いでISTPの理科教師が
いますが、彼女はラクだからという理由で、
家でも白衣を着て過ごしているそうです。

理科好きには変人が多いのかもしれません。

ちなみに私も思考タイプなのでやはり理科の
成績は良く、中3の時、県の代表か何かで選ばれて
多くの人の前で発表して記憶があります。

普段あまり緊張しない私ですが、その時は
相当緊張し、足が震えて声が上ずって
死にたい気持ちになった記憶があります。

それでもやはり理科(というより科学)は
好きで未だにニュートンなどの科学雑誌は
(内容は理解できませんが)好きで購入し
暇さえあればペラペラめくっています。

■社会

社会はいわゆる文系と呼ばれている分野です。

私は文系とか理科とか気にしたことがないので、
よく分かりませんが、やはり心理機能的に
得意不得意にこの教科も傾向はあります。

社会にも色々細かい分類分けはありますが、

明らかに歴史は内的直観、もしくは内的感覚が
強いタイプが興味を示し、成績が良い傾向があります。

特に日本史はそれが顕著です。

内的直観は”移り変わり”、内的感覚は文化や伝統に
フォーカスが入るので、この傾向も理解できます。

また、歴史は基本的には個人ではなく、
集団の歴史について学ぶことになります。

個人、集団、と分ける場合、P型が個人、
J型が集団に注目がいきやすい傾向があります。

つまり何が言いたいかというと、P型は
あまり歴史の成績が良くない傾向があります。

ただし世界史や地理はまた別で、少し新しい
要素が見えてくるのか分かりませんが、若干
外的直観タイプも興味をもちやすいようです。

ちなみに私は前述の通り、社会の成績は
中学、高校とトップクラスでしたが、実は
あまり好きではありませんでした。

単純に成績が良かった理由は母親が社会の
教師だったからが大きいと思います。

彼女はESFPでズボラなので、テストの採点やら
何やらを私がすることが多かったので、
(中学1年生の頃に3年生の採点をしてました)
それで自然と学習していたのだと思います。

一応母親の名誉のために言っておくと、私の
勉強の意味も見込んでいた‥のだと思います。

■英語

さて、五教科最後、英語です。

しかしこの文章も長くなってきました。

こんな長い文は誰も読みたくないので、
もっとシンプルにすべきなのは
重々承知しているのですが、

やはり私は学問にはやたらとパッションが
ありますので、ついつい長引いてしまいます。

英語も色々と語りたいことがありますが、
ここではシンプルにまとめますね。

英語もやはり言語なので、
直観タイプの方が若干強いです。

特に外的直観が強いタイプが
興味をもちやすい傾向があるでしょう。

あとは外的感情が強いタイプも
好きな傾向があるように思えますが、
成績との相関性はちょっと分かりません。

こんなところでしょうか。

五教科以外も語りたかったですが、
今回はここまでで終了とします。

ただ、今回シェアした内容は、まだ
まだ仮説の段階を超えていません。

そこでぜひ、あなたの学生時代の成績と
科目の好き嫌いも教えて下さい。

その他にも質問などもあったらどうぞ!
回答はまたメールなどで答えていきます。

それでは

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。