誤解相性はなぜ重要なのか?

カタギです、

本日のテーマは、
「劣勢機能」です。

劣勢機能の隠れた秘密と、

劣勢機能に関係あるいくつかの
相性について深く解説します。

劣勢機能とは?

さて、

16タイプにはそれぞれ
4つの顕在機能(意識化でき、
能力を行使できる機能)が

メイン、サブ、第3、劣勢の
順番で配置されている事は
あなたもご存知だと思います。

メインに配置されている機能は
最もあなたのアイデンティティに
近く、生まれた時から行使して
この世界を歩んできたいわば
あなたの右腕。

そして、サブ機能はそんな
メイン機能の補助役として
配置されており、磨いていく
事で人並み外れた結果を出せる
いわばあなたの左腕。

そして

第3機能は憧れがあり才能と
勘違いしやすいが役割としては
肥大化したサブ機能の暴走を
食い止めるストッパー的な役割であり、

劣勢機能は最もあなたと距離が
遠く、使いこなせるようになるまでに
最も時間がかかる機能である。

というのが基本です。

劣勢機能はパワフル?

で、ここまではいいとして、

この劣勢機能。

セオリーでは最も自分と遠い位置に
配置されている機能なので、

「なるほど、劣勢機能は全然ダメで、
全く知らないし、興味もないんですか?」

という風に誤解されてしまうことも
あるのですが、

実はそういうわけでもありません。

実は劣勢機能はとてもそれぞれに
とって馴染み深く、ある一面では、
とてもよく知っている機能でも
あるのです。

劣勢機能の未熟な面や未熟な使い方、
そしてうまい使い方をある程度、
私達は知っているのです。

(勿論完璧にはほど遠いですが)

「え?でも劣勢機能は上手く
使えないんじゃなかったでしたっけ?」

そうです。

使えません。

が、

知っているのと使えるのは別です。

自分が上手な使い方をできなくても、
上手な使い方を知っている事はできます。

だから案外、それぞれの人は
自分の劣勢機能の部分でやたらと
気にしている部分があります。

例えば私でいうと、私はINTPで、
劣勢機能は外的感情です。

だからマナーとか全然気にしないか
というと、それは違っていて、

勿論、どうでもいいお世辞や
変な社交辞令とかは嫌いですが、

集団社会的な最低限のマナー
(プライベートは別にいい。仕事面)

は敏感に気にします。

勿論これは私の場合で、全ての
INTPがそうなわけではありません。

それぞれ個人個人で大事にしている
劣勢のフィールドがあるのです。

私の中でそこは劣勢機能が
強く働く部分なんでしょうね。

劣勢機能もやはり劣勢とはいえ、
自分の内側に存在している機能です。

必ず影響が出てくる箇所があります。

メイン VS 劣勢

メインと劣勢は真逆の機能なので
意見が対立し、主導権争いが勃発し、
大抵メイン機能が勝ちますが
(劣勢が勝つと面倒になる)

それでも全てをメイン機能が領土に
することはやはりありません。

9対1でメインが支配していたとしても、
残りの1で強固に劣勢が幅を利かせて
いる部分が必ず残るのです。

また、劣勢機能はメイン機能の真逆です。

実は「劣勢機能」というのは
メイン機能を逆に使う事で
内側で創造した機能であります。

つまり、メイン機能と同時期に
生まれているのです。

だからメイン機能と同様に、私達が
生まれた時から使ってきた馴染みが
ある機能、という風に言えます。

(それを表で使ったらメイン機能、
裏で使ったら劣勢機能、という感じ)

それで、色々と試行錯誤していく内に、

「どうやら表で使ったほうが上手く生きれる」

「劣勢機能を使うといい結果が生まれない」

という事に気が付いて、

メイン機能を中心にし、劣勢を見なくなって
いく、という発達段階になります。

ただ、劣勢機能もやはり自分の一部なので
完全に無視はできません。

だから、劣勢機能が主張できるフィールドも
残しておくわけです。

だから、私達の中にやたらと”らしくもなく”
劣勢機能に自信をもつフィールドが出てくる、
ということになります。

そんな感じで劣勢機能、、

ある意味で私達にとって、メイン機能以上に
重要であり大切な側面がある、ということが
分かったと思います。

次に、この”複雑な劣勢機能への思い”が
関連する相性について解説します。

■最悪相性(ケンカ相性)

メインと劣勢が逆転していて、
サブと第3も逆転している
ペアが最悪相性です。

それぞれのアルファベットも
全てが逆になります。

私はINTPなので、ESFJです。

さて、このペア、

「一番相性が悪いよ!」

と散々話してきたのですが、

「反論がある!」

「最悪相性は好きです!」

という意見も未だに根強く
いただきます。

実はこれは、

今回の話も関係しています。

最悪相性同士は、実はメイン、
サブ、第3、劣勢に入っている
機能は同じなんですね。

例えば私だとメインが内的思考、
サブが外的直観、第3が内的感覚、
劣勢が外的感情。

ESFJはメインが外的感情、
サブが内的感覚、第3が外的直観、
劣勢が内的思考。

配置は違えど、入っている機能の
レパートリーは共通します。

どの配置にいても、各機能は
最初の段階は磨かれておらず、
共通の働きをします。

だからお互い各種機能を
未熟に使っているうちは
共鳴しやすい相性であることは、
確かなのです。

私も過去はESFJの先輩との絡みが
非常に多く、彼らの真似をしたら
いいのかなと思っていた時も
ありました。

が、自分のメイン機能をしっかりと
自覚できてからは明確に彼らと
自分で役割が違う事を認識し、
そういった認識は薄れていきました。

だから、最悪相性に対して
親近感を感じたり、興味を感じたり
することは自然であり、悪いこと
ではありません。

ただ、その場合、もしかすると、

自分のメイン機能にまだ自信を
もててない時なのかもしれない、
という可能性もあるかもしれません。

■誤解相性

メインと劣勢が逆転していて、
ケンカ相性でない方です。

私でいうとENFJになります。

実は、とても重要な相性です。

劣勢機能の強み、才能、魅力を
教えてくれる相性になります。

劣勢機能は馴染み深いのですが、
自分は上手く使えませんので、
魅力は分かっているようで、
見落としている事も多いです。

例えば私だと、外的感情の魅力、
能力、世界観を直観や言語表現を
使用してENFJは教えてくれるので

私が気づいていなかった外的感情の
魅力、能力を理解することが
ENFJの人に教わる事でできるのです。

これがESFJだと、あまり言語で説明
してくれず、身体やもっと別の表現で
表明してくるので、私にとっては
理解しづらく感じてしまうのです。

誤解相性の人の話をよく聞いたり、
実践している事を見たりして、
劣勢機能の知らなかった魅力を
知ることは非常にオススメできます。

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以上、今回は劣勢機能についてでした。

すこし、複雑な話になってしまい、
申し訳ありません。

とりあえず、

誤解相性の人から劣勢機能を
学んで見る。

ということをやってみて下さい。

次回はもっと人間味がある話を
します。

それでは、また。

カタギ(INTP

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